第二百七話 さあ、今こそ立ちあがれ
おぞましい声と共に
やがてそれは
そして、その人の形をした巨大な光は
その
「あれは……女神なのですか……?」
すでに魔力が
彼女の言う
リョウタの魔力を使ったレヴィの攻撃でも、彼女を
まだ空中にいるソニックとリンリも――。
地面へと
そして、ググの上に
「こんなの……勝ってこないよ……」
そうビクニが
女神から放たれた光がググの体を
それはググだけでなく、その場にいるすべての者へと放たれ、女神による
ググと共に
「ソリテールッ!? しっかりしてッ!?」
ソリテールは墜落した
だが、
ビクニがソリテールを
光に貫かれたググは、ドタンと巨大な音を立てて倒れると、ビクニのよく知っている
ビクニはその小さな体を
「ググ……ググ……? イヤだ! 死なないでッ!? 返事をしてよぉぉぉッ!」
ググの体を抱きながら叫ぶビクニへ――。
光はまだまだ降り注ぐ。
「バカ野郎ッ! じっとしてんじゃねえ!」
そこへ
ビクニはググを抱いたままソニックに
それは彼女がまだ十代の子供だということがわかるものだった。
ソニックの体にすがりつきながら、何もすることなく
「もう……終わりなのです……」
立ち尽くしていたリムが呟く。
そして、振り注ぐ光がリムへ向かっていたとき、そこへ
その閃光は、リムの
「父様ッ!?」
そこにはリムの父親であるエン·チャイグリッシュが立っていた。
彼の後ろには武道家の里の
「ここまでよくやってくれたな、
告げられた武道家たち全員が、右の
「我らが命ッ! すでに
――と、
「これはうちらも負けてられないっすね」
「ああその通りだよ。イルソーレとラルーナは
ラヴィとルバートも
そこへさらに――。
怪我をして意識を失っていたライト王が、数少ない兵をを率いて現れた。
「全軍ッ! 女神の攻撃から皆を守れッ!」
「ライトお
「おおッリンリ! 元に戻ったのだな!」
空中にいたリンリがライト王へと
それを見ていたライト王国の兵や
「ねえ、お爺ちゃん。すっごく嬉しいんだけど、今はそんなことしている場合じゃないんだよ」
「そうだな。よし、皆の者ッ! 女神の手から我々の元に
ライト王の声にすべての兵、宮廷魔術師が声を張り上げて返す。
王だけでなく彼らは全員がリンリのことを信じていたのだろう。
その張り上げた声は、彼女が元に戻ったことの
「みんな……ありがとね……」
リンリはその
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