第百五十話 属性相性
ビクニの血を飲んだソニック。
すると、目の前に
それは、彼がすさまじい
前からよく「
「どういうつもりで俺の血を飲ませたのかわからねえが。
そして、少年の
ついでにその顔まで
前のまだかわいい感じのソニックよりも、今のほうが王子さまっぽい。
ビクニはどっちのソニックが好きになるかな?
――と、こんなときにふざけたことを考えているぼくの前で、ワルキューレの
「ふむ。
ワルキューレがそう言うと、彼女が
すると、羽根が
そして、シンプルなロングソードだった剣が、その
ビクニの
「さあ
ワルキューレからもソニックと同じくらいの魔力が溢れ出て、
でも、ソニックは
そのことはすでに気付かれていて、もしぼくらが逃げたらワルキューレの後ろにいる
「慈悲なんていらねぇッ! 俺はてめえをぶっ殺して
すさまじい魔力を
ワルキューレはそれに対し、剣を振りあげて下ろした。
お
周囲にソニックの
ぼくが感じるに、ソニック、ワルキューレの魔力は同じくらい。
だけど、それでも
「ぐわぁぁぁッ!」
ほとばしる二つの
そうなんだよ……。
ビクニのときと同じだ。
吸血鬼族のソニックや
いくら同じくらいの強さでも、戦いはその人の属性で決まることが多い
「どうしたのだ吸血鬼? いくら血を飲んでいようと、やはり朝では力が出ぬか?」
ワルキューレは聖なる魔力を込めた剣を振り落としながら、ソニックを
それにしてもお互いの属性
わざわざ朝がどうとか言うなんて……どれだけ
だけど、ソニックは頭がいいんだ。
きっとこうなることはわかっていたはずだよ
「ああ。てめえの言う
ほら、やっぱりソニックにはまだ
これから彼の
ソニックはワルキューレに返事をした後、ぼくとビクニのいるところまで
「ググ……わりぃな……」
そして、背を向けたままそう
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