第百四十六話 冷静。いや、そんなことない
それから、ぼくらは部屋を出るために
今は朝だから
だけど彼は、すっかり
ぼくはてっきり
ソニックはそんなことはせずに、扉にかけられていた魔法を、魔力を使って
ソニックが王子さまなのもうなづける
「よし、行くぞググ。まずはビクニだ」
ぼくはソニックにそう言われ、
そうだよ。
次はビクニを
ぼくだってソニックだって、そのためにつらいことを
あの
それにぼくらがそろって
ソニックはぼくを頭に乗せたまま
まあ、衛兵がいようがなにをしようが、今のぼくらを止めることなんてできないけどね。
お
「
そんなぼくと
そうだよね。
今は戦うことよりもビクニを助け出して、こんな
それから階段を上がったぼくらは、周りを
どうやら誰もいなさそうでよかったよ。
それにしてもこの建物って、一本道なのに全部
「おいググ。ビクニの
いきなりそんなことを言われても
そんなこと言ってなんかいられない。
ぼくは早速ビクニの魔力や
うん、
たしかにビクニの魔力を感じる。
でも、
きっとビクニは、ワルキューレに
早くビクニのところへ行かなきゃ。
「そうかググ、こっちだな。よし、しっかり
ぼくが鳴いて
少しフラフラしていて
それでもその
ソニックの
早く、早くビクニに会いたい。
誰もいない廊下をぼくが鳴いて
「ここか! ビクニはこの中にいるんだな!」
ソニックは声を
さっき地下では
でも、こっちのほうがソニックらしいよ。
「ビクニッ! 助けにきたぞ!」
そして、ぼくとソニックは部屋の中へと飛び込んだ。
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