第七十五話 大地の鎧
ソニックが
だけど、すぐに
「ラブブラッドだって? 笑わすなよ
ノーミードは、ソニックの言ったことが何かの
私にもその気持ちは少しわかる。
だってソニックは、ラヴィ
でも……
もしかして、よく彼が言っている“
まさかね……。
「
ソニックが
さっきまで笑っていたノーミードの顔が
その
「はッ? 今、見逃してやるって言ったのか?」
ノーミードはそう言いながら、
すると、
そのノーミードの体は、私の知っている中で一番近いもので言えば、ゴーレムだ。
よく
ゴツゴツした
いや、石、岩?
ともかくノーミードは、ゴーレムの顔
「お前みたいな
そして、その大きな
ソニックはすぐにコウモリの
なんとか、その
だけど、ゴーレムと
ソニックの体を
「っく!? ファストドライブでさっさとずらかりたいが……今は
ソニックの
ファストドライブは
だけど、夜にしか使えない(しかも一日に一回だけしか使えない)。
それでも、ソニックはなんとかノーミードの手を
さすがのゴーレムも
それからノーミードはジャンプしたり、動かせなくなった
ソニックはそれらをすべて
「コウモリがちょこまかちょこまかと。……なら、あっちから先に
ソニックを
ググが
ドスンドスンと
ググがその小さい体で、私のことを引っ
「ググだけでも逃げて……」
私がそう言ってもググは
そして、私たちの目の前にノーミードが止まった。
その大きな手を
ソニックがギリギリのところで、私たちを
「お、
「もうっ! 女の子に重いって言うなッ!」
ソニックが
今の私にはそれすらもできない。
怒る私とは
とりあえずなんとか助かったけれど。
この後、どうやってノーミードを止めればいいのか……。
私がソニックに抱えられながら考えていると、ノーミードが私たちを
その先にいるのは――。
立ったまま気を
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます