第五十二話 全肯定
エンさんが出ていった後――。
食事をすませた私たちは、リムが入れてくれたお茶を飲んでいた。
それは、私がよく知っているお茶とは
味はライスミルクって感じかな?
お茶といえば元の世界では
ライト王国でいえば
この
「さあビクニ。これまでの
リムは父親であるエンさんの前では
いなくなってから、
うん、やっぱりこっちのほうがリムらしいよね。
エンさんって、やっぱり武道家の里
リムの人が変わっちゃうくらいに。
それから、私は
ライト王国でのこととか、森で出会った少女ソリテールと木の
話していくにつれて私たちは、お
リムは
「じゃあ、リムって
「いえ、魔法はリムにとって
それで魔法を使えるようになっちゃうなんてすごいなと思ったけれど……。
ううう……彼女は
彼女とのスペックの差を見せつけられ、私は
「ビクニは自分のお時間に何をなさっているのですか? リムはぜひとも聞きたいのです」
「ひ、一人オセロかな……」
「オセロ……? なのです?」
それから私はオセロについて
オセロとは、それぞれ黒と白の石を
「でも、それは一人ではてきないのではないですか?」
……言わないでほしかったことを言われた。
リムに
そこは私の顔とか
「できないことはないよ。一人二役やれば……」
自分で言っていて
だけどリムは――。
「一人でやる意味はわからないですが、二役をこなすビクニにリムは
「いや、
さすがに、私の趣味である一人オセロは
まあ、オセロ自体この世界にはないのだから、しょうがないといえばしょうがない。
……いや、違うか……。
元の世界でも、一人オセロは理解されなかったな……。
リンリとお
それから、食事をしていたこともあって、好きな食べ物の話にもなった。
リムは肉が好きみたいで、
私も当然肉は大好き。
でも、一番好きな食べ物って言われるとパッと
「いや、あれだね。考えてみると意外と出てこないもんだね~」
「きっとビクニは
「いや、私の家は
こんな感じで――。
出会ったばかり私のことを何故か
なんか
「ビクニ! もっとお話をお聞かせください!」
リムがそう
ググはそれを面白かったのか、笑うように
そんな彼らを見た私とリムも笑ってしまい、
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