第2話 僕の名前は湯月!……です。
「ヘイヘーイ!湯月!焼きそばパンかってこいよ〜w」
「う…うん、分かったよ……おッお金は?」
「湯月のオ・ゴ・リでw」
僕の名前は湯月。18歳です。この鬼人学院の3年です。今僕は焼きそばパンを買いに行かせられてる。理由は僕が弱いせいだ。だってみんな、種族スキル『刀術[中]』以上。そして僕は『刀術[下]』。そりゃ、こうなるよなー…。そして、この人は雄星。同級生。この人の二つ名は『バカ番長』と呼ばれている。
「貴方達!何湯月君に焼きそばパン買わせているの!貴方達が買いに行きなさい!」
こ!この声は!僕の幼なじみにして、僕の奥さんの真美ちゃん!三つ編みで小柄(ロリ)!なのに僕と同い年!種族スキルも『刀術[上]』!……ロリコンじゃないよ?
僕達、鬼人族は18歳になると結婚出来る。僕と真美ちゃんは親同士も仲が良く、あっさり結婚を認めてもらった。
「ちッ!またてめぇーか。おい湯月!命拾いしたな!」
ふぅー、良かった。流石真美ちゃん。でも、明日こそは僕が守れるように努力しないと!
「大丈夫?」
「うん!ありがとう!」
「良いのよ。これくらい」
それから2週間後。真美ちゃんが雄星にいじめられた。
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