三国志演義の世界に転生?いや神隠し?

熊暁 翔帥

第0話、出会いとため息

『ここは?』と立ち上がるとどこ?の田舎と言えるレベルの平原が広がる。

『とりあえずどこやねん』

と標識を探してると一台の馬車と明らか現代に合わない大量殺人現場が、

『曹孟徳を殺せ!』とうなる傘の民族衣装を来たやつと剣を持って間を取りながら粘る最近死刑になった某教祖と似たヒゲのオヤジがピリピリした感じで立ち合いをしてる。

『とりあえず馬車の方を助けるべきかな?話が通じる方に味方するか』と近づくとヒゲのおっさんがこちらに声をかけようとしてきたので、

だまれと手で合図すると、そのまま視線をから傘に戻すとこちらに追いやるようにから傘を仕向けたので約7キロぐらいの私のリュックをフルスイングすると鈍い音を立てながら倒れたので、ヒゲのおっさんに『とどめを』というとヒゲのオヤジが首に長剣を突き立てるとから傘のやつは死んだ。

そしてそれに耐えきれず吐く俺『オエー」とたっぷりと出し終えると、竹筒の水筒をヒゲのオヤジが差し出しながら『助かったお主は何者ぞ?誰の手のものだ?』というので竹筒の水を飲み終えてからヒゲのオヤジに答える『誰の手でもない道に迷った旅人です』と答えると

『そうかとりあえずはそれで良いうぬは馬は操れるか?」と聞いてきたので、『ある程度は』『しからばとりあえずこの馬車を動かしてほしい礼を含め目的の場所に連れて行ってやるから」と助けてくれるような物言いで来たので、『わかりました、私は八雲と申します」と返すと『曹孟徳である漢の丞相をしておる旅人よ」と返してくる、

(やべ曹操!?嘘やん会うなら趙雲とかが良かったとミーハー的な事を思いながら)

『分かりましたしからば丞相お乗りください』と馬車に誘導すると『わかった八雲よ」と馬車に乗り込んでいったので

馬に近寄り『はじめましてよろしく』と二頭の馬に順に声をかけなでるとヒヒンと軽く唸ったので馬車の手綱を握り少しずつ加速していると

『ほうなかなかうまいな馬車を操ったことがあるのか?」と曹操が聞いてきたので、

「はい丞相わずかばかり経験があります』

『そうかしからば安心だなとりあえずこの道をまっすぐ進め誰か近づいてきたら教えてくれワシは休む』

と声をかけてきたので

『承知しました』とだけ声を返し黙々と馬車を進めているとスマホがなる見ると非通知だったが出ると『ハローワシ神様』と言ってきたのでそのまま

「誰?」

『いやワシ神様』

『どのような要件です?』とやりとりしていると

『どう神隠し特典でキミ孔明好きでしょ?三国志演義の世界に転生させてあげたよ?どう?」と聞いてきたので

『いやならいきなり出会うの曹操丞相ってどうなんですか?」と聞くと

『それはキミに楽しみを与えるためよ歴史を変えるチャンスをね』

『それにキミの物を少し加工してソーラー充電の通話とメール以外出来る完全永久耐久防水のスマホと君が飲んだことある飲み物ならでるマグボトルと洗濯不要で完全永久耐久防水で自動修復のそのいつもきてる服と靴といつも使うサプリが毎日1日分でてくるサプリケース、その世界で得た通過で通話とメール以外は使えるタブレット(ソーラー充電)にしたからなんとかなるでしょ?」と軽くきたので

『ありがたいですけど能力的には?」と聞くと

『少なくとも死なない運勢の強さに言語適応とキミの好きな陰陽道系の知識の範囲で使える特殊能力、自分を守り切るに必要な身体能力はあげたから大丈夫』

『でこれらは日頃きみが神社お参りとかで物施してた勤勉さに報いたサービス」と来たので

『ありがとうございます」と感謝を返すと

『良いの良いのこっちも働いてもらってるわけだしOK』と軽く来たので

『それって?」と聞くと

『別の世界だけど良い未来にしてよ君たちのいた未来をそのために呼んだのよ』『とりあえずまた時期がきたらまた連絡するから今は曹ちゃんよろしく』と電話を切られる、(なんやねんとイライラしながらしつつ)スマホを太陽の所に出してみるとスマホの電池が充電マークにかわる(やばマジみたいやな)と思いながら風景を楽しみながら、数時間ぐらい走らせると土煙をあげた集団が見えてくる、

やばいと思いつつ

『丞相前方に土煙が上がってますと』大声で後ろに声かけると

『何!』前の御者席に曹操が二本の剣を携え乗り出してきた、

『八雲よ念のため死んだ護衛のものだが剣を持っておけ』と剣を渡される、

『はい』と答え剣を受け取りながら曹操に返事すると曹操は前方を注視している『八雲よこのまま加速しワシが良いと言うまで足は止めるな』

『承知」と返すと前方の騎馬集団が近づいてくる

『八雲止まれ」と曹操が言ってきたので馬車を止める、

『丞相!ご無事で!』と騎馬集団の兵士が1人近づいてくる『徐晃よ見ての通り傷はあるが隣りの八雲のおかげで無事だ」と曹操が答えると騎馬の兵士が『まずは感謝する貴殿は何者ぞ?」拱手しつつ聞いて来たので『八雲と申します貴殿は?」と拱手しながら返すと『我は漢の丞相曹孟徳が臣下徐晃である』自己紹介してくれたので、『よろしくお願いいたします徐晃将軍』と敬意を示しながら答えると横から『徐晃よいつまで輪が恩人に手綱を握らせるつもりだ?誰か兵士に御者を交代させよ」と言って来たので徐晃が『はい丞相」『おい誰か八雲殿に手綱をもて」と兵士が馬を降り近づいて来たので、『よろしくお願いします兵士さん」と兵士に声をかけると兵士は『御意』と拱手で返して来たので拱手で返すと『八雲あとは兵士に任せ後ろに来いしばらくワシの相手をせよ』と曹操が手招きするので『はい丞相』と返事してリュックを担ぎつつ剣を兵士に渡し後ろの客車に移ると曹操が『ワシは徐晃が来たしこのまま許都に戻るが八雲よついて参るか?』と言ってきたので『はい馬もないですし丞相について行きます』と返すと『そうかしからばワシの話し相手をせよ」ときたので『はい」と答え客車に座ると『八雲よ主はこの世の人間か?どこから来た』といきなりどぎつくきたので「この世の人間です』と笑いつつ『海を渡りここにたどり着きました」と一応日本的な地理を考え答えると『そうか異国のものか、しからば良し、ぬしはこれからどうする?』『私は丞相について行きます』『お主を中書令、執金吾、鎮遠将軍に天子に上奏し封じたいのだがどうだ?」と来たので『いえこの土地を知らないのに働けません丞相』と返すと『しからば恩に報いるべく官位だけでも受けよお主は命の恩人天子にお目通りせよ」「だがそれではワシの気が治まらんゆえ聞くがおぬしは逆に望みはあるか?」と譲歩しながら聞いて来たので、『では天下無礼御免の議と丞相の威光が届く範囲全て場所を自由に行ける権利を下さい』と言うと『無欲よな良かろうしからばワシ漢の丞相曹操の客分として官位・屋敷・とぬしの求める権利を全て与えと曹丕と荀彧に手助けをさせるそれで良いな?」と来たので、「はいそれでしたら賜ります」と返すと『よししからばしばらく寝ておれ許都についたら起こしてやろう」と曹操が言ってきたのでそのまま寝転ぶとふと気を緩めると寝ていた。

数時間後喉が乾いて起きてマグボトルを飲むと良く飲んでいるダカラの味がしたので少しぼけっとしていると城門らしき物と人だかりが見える『起きたか八雲よ着いたぞ我が都許都だ」と身振りで曹操が示すと城門の方から、「丞相に拝謁いたします」と声が聞こえた後「丞相良くぞお戻りで」「父上良くぞご無事でと」中国的な帽子をかぶった髭が似合うおじさんと10代?くらいの若い青年が近寄ってきた『荀彧、曹丕よこの通りワシは無事だ』「こやつのおかげでな」と私に指を指しながら言うと荀彧?が『貴殿はどなた様ですかな?」と聞いてきたので答えようとすると横から徐晃が『荀先生こちらは丞相の命の恩人で私が合流するまで丞相をお守りしてくださった八雲殿です」と徐晃が横から荀彧に声をかける『なんと!それは失礼いたしました、私は丞相のおそばに仕える荀彧と申します以後お見知りおきを」と拱手したので拱手をしながら『こちらこそ荀先生』『荀彧で構いませんときたので』「では荀彧殿と」と返すと『しからばそれで」『こちらは丞相の若君で曹丕様です』と荀彧が言うと「私は丞相の息子の曹丕と申します以後お見知りおきを」と拱手で返して下さったので『こちらこそ」「荀彧、曹丕よ挨拶はそれくらいにして八雲を客分としてもてなしてやれ」「八雲は無礼御免として作法については追及は無用」『御意」と答えると、

「八雲よ今宵はゆるりと休め、また明日話そう」と曹操が言ってきたので、

「はい丞相」『ではな、荀彧と曹丕よあとは任せた」「賜りました丞相」と荀彧が答えると曹操馬に乗り換え去って行った。

「さて八雲殿話したいことはたくさんありますが歩きながら話しましょう」『若君もそれでよろしいですかな?」「はい荀先生」と曹丕が控え目に答える、

「しからば参りましょう」と荀彧が歩き始める、「八雲殿この度は父上のお命をお救い頂きありがとうございます」「いえ私はなんとか助けられたに過ぎませんので」「それでも充分です丞相が無事かいなかで天下の趨勢や天子の身の安全にも関わりますゆえ」「八雲殿は何か召し上がりますか?」「はい荀彧殿緊張が解けたのかお腹が空きました笑」「しからば八雲殿は何がお好みですかな?」「米と汁物とあと一品頂ければと」「承知しました用意させましょう」「ただ荀彧殿」「なんですかな?」「私は丞相より天子にお目通りと官位の授与をおっしゃって頂いているのですが参内する服がありません」「それはそれは、承知しました丞相に詳しくお聞きした後ご用意致します」「ありがとうございます」『八雲殿」「なんでしょう曹丕様」「八雲殿は女子は好きですかな?」「まあそれなりには」「しからばお世話の物は私の世話をしている者から向かわせます」「それはご配慮感謝いたします」「誰か八雲殿の夜食とお世話の物の手配を」と曹丕がお付きにいた物が「御意」と離れて行った。

すると荀彧が「つかぬ事を伺いますが八雲殿は剣術はたしなまれますか?」「いえ私はこの荷物を相手の後頭部に食らわせて昏倒させたところを丞相がトドメを刺されました」「と言うことは丞相はお一人だったと!?」「なんとまさか朱霊ついていながら」「何とこれからは許褚か張遼に父上を護衛させないと」「そうですな若君」と荀彧が言うと大きな屋敷の前についた、

「こちらが八雲殿にしばらくお泊まりいただく屋敷です、基本的には明日私がこちらに来るまでは屋敷内であれば自由になさって下さり大丈夫です、細かな調整は明日以降行いましょう。」

「今宵は私と若君と軽く飲みましょう」「それはそれは光栄ですありがとうございます」

と言う荀彧と曹丕と共に家に入る「大きな屋敷ですね沐浴はできますか?」「沐浴は可能です、八雲殿は沐浴はどれくらいお頻度でなさるのですか?」「2日から5日事ですね」「しからば3日ごとにできるように手配しておきましょう。」「ありがとうございます曹丕様」と居間?に行くと「待っておったぞ」とそこにはお酒を飲みながら座る曹操がいた、

「父上」

「これは丞相、おやすみになられたと思っておりました」

「八雲とこれからについて話したかったのだ」

「それでしたら我々はこれにて」

「いや荀彧も曹丕も共にいるがよかろう」

「御意」

「八雲よまずは一杯やろう」

「はい丞相」

全員が杯を持つと、

「これからに」と曹操が杯を掲げると

と曹丕と荀彧が続くので

「乾杯」と杯を掲げると

「割と普通だな」と笑いながら曹操がこちらに向き直る

「八雲よ、天使に上奏しお主を鎮遠将軍・平原候に封じたいワシに仕えよ」

「それは良い八雲殿是非お受けなされ、官位はあって困るものでもありませんぞ」

「丞相、道中申したとおり天下無礼御免と家と天子に拝謁させていただくだけで充分でございます」

「やはりダメか、しからばワシの客としてしばらく扱うゆえしばらく考えよ」

「わかりました」

「よし辛気臭い話はこれくらいにして飲むぞ」

「はい」

と酒宴を始め夜もふけていくと。

翌朝

「お客様朝でございます」

と体を揺すられ起きると1人の女性が私の前にいた、ねぼケつつも

「う〜ん、あなたは?」

「私はこの度八雲様の全てのお世話を任された桜と申します」と女は頭を下げる

「これはご丁寧に」

「いえ、お客様であり未来のご主人様になるかもしれませんので」とぎょっとなることを言うと焦った顔で「失礼いたしました、朝餉のご用意ができましたのでこちらへと」

酒宴を開いていた隣の部屋に案内される「丞相たちは?」

「皆様は早朝におかえりになられました、その際八雲様を荀彧様と曹丕様が抱えて寝床に運んでくださいました」

「それはまた迷惑をかけたな、お礼を言わないと」

「でしたら一刻ほどで、丞相府へのお迎えが来ますので丞相府で申し上げたらいかがでしょう?」

「そうします、ありがとうございます」

「いえ、どうぞ朝餉です」とお粥と鶏肉?が置かれたので、食べ始める

塩と何かの照り焼きとおかゆが意外にうまい、

「美味しいですね」「ありがとうございますお口にあいましたか?」

「美人に朝食を作っていただけるのは大変嬉しいです」というと

「お上手ですね、これからも都におられる間はお作りいたしますのでお楽しみに」と少し照れながら桜は言うとどこからか馬の音とかちゃかちゃと鎧が動く音がする、少しして

鎧姿のゴツイ軍人と賢そうな平伏の人が姿をあらわす、

「私は許褚と申すもの丞相がお呼びのゆえお迎えに上がりました」「私は徐庶と申すものです」

と挨拶してきたので拱手で「私は八雲です、将軍と徐庶様にお会いでき光栄です」

「これはご丁寧に」「どうも」

「しばらくお待ちください荷物を持って参ります」と立ちあがり、

「水場は何処にありますか?桜さん」「こちらです」と水場に行きうがいして顔を洗い

少し急ぎ足で居間に戻ると許褚と徐庶が「あの小僧そこまでの実力者なのか?」「剣技は分かりませんが、私は知恵はある方だと思います、強いかどうかは丞相に力試しさせて欲しいと頼んだらいかがでしょうか?」「そうだなすまん徐庶殿」「いえ」と会話が終わったので、近寄っていく。

「お待たせいたしました、将軍・徐庶様」「いえでは参りましょう、将軍先導を」「わかった」

と許褚が先に歩いていくのでそれに続く。


荊州某所の竹林

コト‥コト…コト

薫香を八卦の形に置いていき流れを見る

「足らぬ時が満ちはじめたか、良いぞ良いぞ」

コト‥コト‥コト

「どうやら迷い人が、流れを変えたか」

「孔明お主の行く末はどうなるかな?」


荊州新野

星を眺め占う

「後々の流れが変わりつつある?」

羽扇をあおぎながら、葛巾をかぶった男が呟く。


ここから運命の歯車が新たに回りだす。





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