第2話仕事として割り切ってジャンルを選ぶ。

 創作を仕事として割り切るのなら、その時最も流行っているジャンルを選ぶ必要があります。

 作家さんのエッセイやブログを読ませていただいても、出版社から依頼があって初めて書けるとあります。

 どのようなジャンルであろうと、ある程度のレベルの作品が書けないと、出版不況の現在では、そもそも執筆依頼がなく、専業作家で食べていけないそうです。


ただ今回はアルファポリス社の投稿インセンティブ限定で収入を得る方法です。

アルファポリス社の特性を理解する必要があります。

 それはジャンルによって24時間ポイントと投稿インセンティブの関係に大きな差がある事です。

想像ですが、ジャンルによる読者数の偏りが大きすぎるのでしょう。

ランキングが恋愛とファンタジーに独占されないように調節されているのでしょう。

お気に入り登録とページ閲覧の点数に、ジャンルによる違いがあります。


 はっきり言えば、同じ24時間ポイントでも、ジャンルによって投稿インセンティブが違うという事です。

 恋愛ジャンルとファンタジージャンル以外は、見かけの24時間ポイントを2ジャンルと同じと考えると、大いに失望することになります。

 2ジャンルで大雑把に計算すれば、1万24時間ポイントで300円程度になり、10万24時間ポイントで3000円程度になります。

 それ以外のジャンルでは、1万24時間ポイントで30円程度もあります。


 好き嫌いや得意不得意は抜きにして、一度は恋愛とファンタジーに挑戦してみてください。

 僕個人の事でいえば、恋愛小説に全く興味がありませんでした。

 書くどころか読む気にもならなかったです。

 ただ誤解しないで欲しいのですが、恋愛要素が嫌いなわけではありません。

 否定する気もありません。

 ファンタジーや歴史時代小説に含まれる恋愛要素は大切だと思っています。

 ただ恋愛が主になる小説を読む時間があるなら、仮想戦記・ファンタジー・SFを読む時間に当てたかっただけです。


 ある方の勧めで、興味のなかった恋愛小説を試しに書いてみました。

 思いがけず、大好きな歴史仮想戦記やファンタジーと違い、多くの方に読んでいただけ、信じられない額の投稿インセンティブを得られました。

 一度だけ、恋愛ジャンルとファンタジージャンルに挑戦してみてください。

 自分が気がついていなかった適正があるかもしれません。


 さて、蛇足ですが、受賞作の手直しの大切さについてです。

 僕には経験がありませんが、何人かの方の、特に仮想戦記、歴史シミュレーションモノを書かれた方の書籍化後の話です。

 ビックタイトルを受賞されてデビューされた作家さんも、受賞作の売り上げが悪くて2作目の依頼がない事もあるそうです。

 実際に「小説家になろう」から3巻まで書籍化確約でデビューされたにもかかわらず、1巻目で書籍化中止の方もおられます。

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