1話 席替えで隣なったよ

嘘だろ嘘だろ嘘だろ

俺は、6列目5番、月乃は5列目5番。

はぁ?

え?

神に俺の心中がバレてるのか?


うわうわうわ

話しかけられねー!こえーよ。

「おいって、蓮?」

「…っん?」

横から話しかけられてたらしく、肩を叩かれて思わず体をビクッと反応させてしまった


「お前どしたん、」


「いや、なんか、うん。」


「お前のそんな顔はじめてみたww」


無邪気に笑うこいつは蒼 新(あおい あらた)。一言で説明すると、ダチ(テキトーすぎんだよ)


「俺、頭冷やしてくるわ」


「お、おう」


新をおいて、蛇口の水で頭から水を浴びた俺は、あとでジャージ着替える羽目になった。

これこそ自業自得(おもんな)


━━━━━━━━━━━━━━━


「じゃあ、隣の席の軽く自己紹介して、課題確認しろー、」


軽くとは。

え、軽くとは。


俺が珍しくタジタジしていると、月乃の方から声をかけてきた。


「あの、月乃です。よろしく。( ˙-˙ )」


「あ、海崎です。月乃さん、しばらくよろしくね( ̄▽ ̄;)」


「はい。( ˙-˙ )」


冷たっ( ºωº ;)


眼鏡から覗く冷たい視線が、怖いなぁ。

俺はこれからどうなるのやら。

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