うたの詩集
K・t
しずめうた
ひらり はらり 蝶が舞う
あざやかな花びら さしだす うるわしい華の上で
その華咲く 湖の上で 水音さえ立てずに
ひらり はらり 蝶はおどる
陽を受けて
かがやく
しずかに たったひとりで
その胸に抱えるは 今は遠い
此岸で想うは 遥か先へと いってしまった 面影
ひらり はらり 蝶は唄う
そっと そっと 誰にも知られないように
美しい花の上で 澄んだ湖の上で
ひとりきりで うっすらと 笑みを浮かべながら
心しずめる 舞いを おどり 唄い
密やかに いま 花弁へと おりていく
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