その残光は、エアーのごとく(お絵描き:海空さん)
「ぶぅん」
音が鳴るは、残光を残して煌めく刃。
鈍い色をした、鉄の光だ。
振り切ったそれは、左右にぶれることなく一直線に右から左へと。
一つの閃を作り出して過ぎ去っては、また一度ゆっくりと戻っていく。
その動きはまるで、
「ぶぅん」
別のところから音が鳴る。
その音は、貫く槍が放つ音。
槍のように鋭い切っ先が、持ち主とともにぶつかるように突き刺さる音だ。
「ぶぅん、ぶぅん」
先程の刃がまた左右に戻っていくと、今度は九の軌跡を描く。
左から右へ。くるりと半円を描く様に残光は煌めくと、そのまま一直線に落ちていく。
素早く、一気に、地面へと。
「きゅぷぃぃーん」
人差し指の指先が小さく上下に揺れる。発動と共に一度下へ。そして上がる。
その指先から放たれる光はこれまた一直線に。
相手にめがけて進んでいく。
「きゅぷぃぃーん、きゅぷぃぃーん、ぱちん、きゅぷぃぃーん」
何度も何度も。
そうやって何度も放たれた指先からの一撃は、小さく鋭い穴をあける。
「「「ぶぅん」」」
そして最後に音とともに穿たれる、一線の——いや、三線。
残光と共に対象へと。正面、背後、そして𦚰からと。
四面楚歌のような様相で突き刺さる。
「やめぃ!」
対象が怒った。
「ちぃ。まだ倒れんのかこいつは」
「パパ上、もう一度ちゅぷいぃーんやるしかないよこれ」
「お兄ちゃん、ちゅぷいぃーんじゃなくて、きゅぴぃぃんじゃないの?」
「お前耳腐ってるのか、あれはどう聞いてもちゅぷいぃーんだろ」
「いや、どっちも違う。きゅぷぃぃーんだ」
「ど ぅ で も
い い わ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ !」
響く。
響き渡る声。
その声は怒りの咆哮だ。
「あんたらそのエアーぶぅんとか、いろんな効果音つけて母さんをエラー斬り倒すのやめなっ!」
「そうだぞお前ら。母さんは今ので何回斬り倒されたと思ってるんだ。エアーとはいえやりすぎだ」
「あんたがいうなっ!」
「ままなんて指先から閃光放って打ち倒してたもんね。時々指パッチンで燃やしてたよね」
「素晴らしきヒィッツ○ラルドだな。ありゃかまいたちを起こして切り裂いてるんだ。決して「焔」の二つ名を持つ国家錬金術師じゃないからな。あと、パパ、な」
素晴らしきヒィッ○カラルドを語ると長くなるのでやめておこう。
そんなことをうんうん頷きながら私は訂正する。
「今日も頑張った、そうだなお前ら」
「そうだね」
「違うだろ。そういう時は。……返事はっ!」
「「三回っ!」」
「……よしっ」
今日もパパ上家はへ————————
「ここ、イオンだからねっ!? イオンの人いるところで殺陣みたいに、エアーで母さん斬り倒したり燃やしたりとか意味わかんないからねっ!」
だから、かまいたちで斬ってるだって。
今日も我が家は、平和だ。
ぱんなこったぁぁぁっ!
まさに久しぶり。
ええ、久しぶり。
まるで久しぶりすぎていつも何かいてたかなって思うくらいには久しぶりな気がします。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
ぱんなこった教
まろたりっさの称号をもつ
パパ上ことともはっとでございます。
皆様に、
ぱんなこったの祝福が、ありますように(-人-)
さて。ここ最近お絵描きをしっかりやってたんです。
でも、なぜかここは更新されていなかった。
なぜかって?
そりゃ、あーた。
他のこと、やってたからですよ(ドヤァ
米を必死に作ったり、戦闘機で撃墜したり撃墜されたり、時には怪獣やありから地球を守ったり。
他にも世界を何度救ったかわかりませんんからね。
ええ、ゲームの話です。
まあ、お絵描きについては?
ご存じの方もいるとは思いますが、やっぱり近況ノートが使いやすくなったのでそこにどっさどっさと載せてたわけですね。
なので、この空白の期間のお絵描きがどんなもんだったか見られたい方がおりましたら、近況ノートにもどしどしとお越しください。
で、今回のお絵描き。
カクヨム界にいる、カクヨムおニャン子クラブという方々がおりましてね。
私、じゅういちにん中、じゅうばんまで描ききってたんです。何をって、そりゃお絵描きですよ。
私のカクヨム擬人化の犠牲者でもあるお絵描き。
そう、ついに追いつきました。
カクヨムおニャン子クラブ、じゅういちばんめに!
■海空さん
https://kakuyomu.jp/users/aoiumiaoisora
海をイメージした髪色! みてください、この青色の髪! そしてそれに合わせるかのような海をたたえたおめめ!
そして近況ノート「ひつじのしつじ🐏」から引っ張ってきた、ツノ!
ほんとは白だったような気もするけど、どす黒さをイメージして黒に!
さあ、どうだ!
https://note.com/292339/n/n286a467f6186
……あれ?
髪の色、青じゃない……
今回は、黒い服をぴっちぴちにしてみました。
いえ、ほんとはそんな感じで描こうと思ったんじゃないんです。
気づいたらそうなってただけで……
でかいの描くとこうなっちゃうので、次回からはもっと控えめにいきたいと思います!(謎
ってなわけで、今回はここまで!
ではでは~
にんにんからの~
どろんっ☆
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