5分で見つける犯人探し ~女王様と犬は今日も雨天決行~ 2(お絵描き:コスプレ 楠瀬スミレさん)

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タイトル:ホシはいつでもすぐそばに。





 私は、今、殺害現場で3人の容疑者と相対している。

 いや、正しくは、3人の容疑者と、マンションの管理人と、だが。


 先程、鼻ピアスが彼女達に伝えたことで彼女達が使い物にならなくなってしまい、落ち着いてもらうためにほんの少しの時間を要した。


 困った。

 何が困ったかと言われればすぐに答えられる。

 この3人の容疑者の誰も、犯人だと思えないのだ。


 最初は鼻ピアスを疑った。

 だが、彼は死亡した彼を介抱しようとしたときは疑わしかったが、死んでいることに気づいた後の行動が、演技とは到底思えなかったからだ。

 演技。

 演技というなら、怪しいのは、黒髪の女性だ。

 写真を見ても分かる通り、黒髪の彼女は死者と恋人関係だろうと思われる。

 なのに、死んでいると伝えられた時とその後の行動が、どこか嘘臭い。あまりにも演技かかっているというか、知っていたからそこまでの行動しか起こせなかったとか、そういう風にも見えた。

 だけど、知っていたと言うなら、ベッドに座り込んで泣き続けているショートボブの彼女もおかしいのだ。

 第1発見者として知っていたなら、すぐに友人とその恋人に声をかけるべきなのではないだろうか。なぜ二人が知らなかったのか。知られる前に証拠隠滅を図ったと考えればそれも納得できる。


「なあ、探偵さん。いい加減分からないのかね」


 何より。私は今とにかく一番容疑者なのはマンションの管理人なのではないだろうかと思っているほどに、この男は嫌いだ。

 急かされてもなにもいいことないだろう。なぜそこまで急かすのか。そこまで急かす理由は、この場所に人が居続けるとまずいことでもあるのではないかと勘繰ってしまう。

 ……いや、それはないんだけどね。管理人さん、私をここまで引っ張ってきて推理させようとしているんだから、誰よりも犯人ではないのだろう。


「まあ、慌てないでください。貴方達はそこのベッドで待っていてください。勿論逃げられても困りますし、物的証拠を隠されたり壊されたりしても困るのでそのままそこで待っていてください」


 私はポケットから白い手袋を取り出した。

 いつかこんなこともあろうかと毎日忍ばせていた手袋だ。決して決闘用に持ち歩いていたわけではない。

 丁寧に、現場を荒らさないよう、まずは死体に手を合わせてから彼の死因について調べていく。


 死者は、頭から血を流して窓近くに倒れていた。

 恐らくは堅い何かで殴られてそのまま死んでしまったのだろう。

 かなり傷口も深い。切り口から鋭利なものというわけでもない。ただ堅い――そう、鈍器。鈍器のようなもので殴られ、一撃でこの世を去ったのだろう。


 それであればどこかに凶器があるはず。

 だが、辺りをみてもどこにも凶器が見当たらない。


「おい、探偵さん、どうなんだよ。何か見つかったのか」


 鼻ピアスが不安そうに私に聞いてきた。声は荒いようにも思えるのだが、震える声に彼がとても繊細な男なのだろうと思った。彼とのファーストコンタクトで黒髪の女性が寄り添うようにしていたのは、例えばふらついた彼女を支えていたのではないかとか第三者的に見てみると彼に好感が持てる気もした。


「犯行に使われたのは、鈍器と思われますね。こう丸く堅い形状のものかな」

「鈍器!? ここにそんなものないですよ!?」


 黒髪の女性がショートボブの女性を労わるように背中を摩ってあげている中、驚きの声をあげた。


「なぜないといえるのですか」


 だが、その驚きが余計に疑惑を持たせる。なぜならすぐに、否定したからだ。


「なぜって……」

「あなたは、彼と親しい関係だった。だからこの部屋になにがあるのかよく分かっている。そういうことですか?」

「それは……」


 私は黒髪の女性を疑い始めた。いや、彼女が犯人だろうと思い至る。

 疑っている。特定している。そう悟られないよう、追い詰めるためにも、私はスクエア型の現場に来た時から開いたままの窓へと近づき外を見た。


 外にはホテルの外観がある。

 先ほど屋上から見えた「雨天決行」は確か5階のこの辺りだった気がする。

 そう思っていると、目の前のホテルの閉まった窓が少し開いていることに気づいた。


 ……お、待て。何か中で動いているぞ。


 ほんの少し、窓から身を乗り出した。


「探偵さん! 危ないですよっ!」

「いえ、外に何かないかも確認しないと」


 開いた窓から聞こえる音。

 ぴしり。ぱしんっ。と音が聞こえる。


 なるほど、やはりこの部屋の向こう側は、「雨天決行」だったか。

 なかなか遠くから見るのと近くで見るのはワケが違う。




 私が向こうの窓の隙間から、鞭を持った女性と目が一瞬合ってにやりと笑われたからだろうか。

 気づけば私は、ほんの数秒、魅入っていた。


「彼は先日ここに引っ越してきたばかりで、まだ荷を解いてなかったんです! 今日だって明日皆で部屋を整えるために買い物にいこうって言ってたくらいだから」

「ほとんど荷物を向こうに捨ててきたからな。ここにあんたのいう固いものはないぜ」


 彼等の声を話半分に聞きながら考えを巡らせる。今更何を言おうが、黒髪の彼女が犯人だろう。かばい合っているのか、涙ぐましいものだ。


 だが。後は証拠を見つけるだけだ。


 しかし……。この部屋なら、もしかしたら殺害現場となったここなら人の買い手もないだろうからこの場所を拠点としてあのホテルでの浮気現場を押えるのもありではないだろうか。




 ん? 浮気現場……? 待て。

 ここ、まさか……


 私は身を乗り出して上を見上げる。

 下から見ているからか分かりにくいが、「雨天決行」との相対関係を考えていくと、この先の屋上は、私が先ほどまでいた場所だ。



 もし。

 もしの、話だが。


 死体の彼が、私と同じように目の前のホテルが気になって身を乗り出したとしたらどうなるだろうか。







 ……なるほど。

 近い。近い。ホシはこんなにもすぐそばにいるものなのかと驚くほどだ。



 私は、地上を見た。

 そこに、犯行に使われたソレが、あった。


 つまり、犯人は……













「私だな」







 どれだけの確率。どれだけの偶然。

 私も彼も、とんだ不幸に巻き込まれたもんだ。



 さ。どうしたらこの場を切り抜けられるだろうか。

 私は、必死にこの場から逃げるため、いかにこの場をなかったことにできるかと、こんなときになにかしらの能力があればいいのにと、必死に考えを巡らす。




 その後私がどうなったのかは、何がどうなって彼は死んでしまったのか、なかったことにできたのか、そこはあえて語ることもあるまい。





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とまあ、イベントには似つかわしくない女王様と犬がこそっとお話の中にいたわけですけども(笑

すぐさま消させて頂きました。ええ勿論。




さて。

そんな中、先日(2022/05/26)第7回カクヨムコンテストの発表がありましたね。

私の知る限りなので、もしかしたらもっと私の知人の方でいたのかもしれませんが、ぱっと見る限り、お絵描きさせて頂いたお二人が受賞しているのは確認させて頂きました。


綾束 乙さん

星都ハナスさん


受賞おめでとうございまする~☆


私もそんな皆さんに続いて(?)四連続中間突破目指して頑張りますのでこれからもよろしくお願いいたします^^



というわけで。

またまた話がころりと変わりますが、先日、こんな会話を見かけました。



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あらっ!やだぁ!バレバレですか?

何を隠そうブルマ世代でございますわ( ´艸`)

これはレアですからね。どうしようかなぁ?

カクヨムフィンガー5レディースのメンバーがオッケーしてくれたら、

いつか披露してもいいかもね。

考えておくって事でいいかしらん?

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ブルマ披露お付き合いするわよ!

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わぉ~!ブルマにお付き合い下さるの?

だったらカクヨムフィンガー5レディースのみんなで披露したいわね。

ともはっと様、描いてくれないかなぁ(願望…笑)

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ブルマの話し、ともはっと様、特殊望遠鏡で見つけてくれないかしらん?

首を長くして待ってるんだけどね。

歌の時の衣装ってのも面白いですよね。それともコントかな?

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ということで、お次は5人で体操服でブルマですね!

CMか映画かしら(笑)

楽しみ楽しみ(*´艸`*)


ともはっとさま、よろしくお願いします~♡

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体操服でブルマ姿って、どうなるかしら?

ともはっと様、この難関クリアできるかな。

期待して待ってます(^_-)-☆

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ブルマ談義が盛り上がっておりますが(笑)

皆、まず落ち着いて!師匠は今まで足を描いていない気がする

師匠、いえ、総監督さま、どうぞくれぐれも、ご無理のない範囲でm(_ _)m

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あのね。

おかしいからね!?

どんなとこで盛り上がってるのかとっ(笑



ってなわけで、お祝いかねて。

ぽちっとな。


https://note.com/292339/n/n919e19e462c8


にんにんからの~


どろんっ☆

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