セヴンシスター
幕間
少女マカネは故郷より遠く離れたこの北のヴァルハラ地区に、自らの奪われた身体を取り戻すべく、訪れた。しかしその前途は多難であった。自らの身体には秘密が隠されていた。故に奪われたのだ。
自らの身体を奪ったダイセンを追い求め、闘技場でのアームヘッドロボット決闘を繰り返す中、ヒトを願いに歪めた怪物、能異頭が現れた。それらを撃退しつつ、ダイセンを追い詰めた。その時だった。
能異頭の首魁、ナイトメアはヴァルハラ闘技場を観客ごと滅ぼし、マカネの計画をめちゃくちゃにした。ダイセンと協力してナイトメアを滅ぼしたマカネだったが、その代償は大きかった。
廃墟と化したヴァルハラ地区にて、また犠牲者が出る……。
「ユーカリ、大丈夫?」髪の毛をふたつの房にまとめた少女が、ユーカリと呼ばれた震える少女を心配する。「あんなことがあったあとですもの」三人目が、ユーカリの肩に手を置く。
ヴァルハラ崩壊後、人々は手を合わせ生きていた。上層部は他地区への支援を要請している。そのうち再建が行われるとの希望が彼らを支えていた。「痛えじゃねえか!」しかしそのような人間ばかりではない。
先程の少女達に絡む悪漢である。肩をぶつけられたと責め、たかる心づもりなのだ。「だ、大丈夫ですか?」「大丈夫なわけあるか!」二房まとめ髪少女に怒鳴る!「肩の骨が折れちまったかもしれねえ!」
「ほ、本当ですか?」二房まとめ髪少女が心配そうに悪漢の肩に触れる。「あ、なにすんだ!」……もう遅かった。「本当に折れてるなあ!」二房まとめ髪少女が笑いながら悪漢の肩を折った。「ごめんなさい、怪我をさせちゃったわね」
「あまりわたしの人間ちゃん達を虐めないでよ」心配少女が口を挟む。「わたしが遊ぶ分が減っちゃうじゃない」「あ?ユーバー!人間なんていくらでも居るじゃねえか!こいつは私と遊びたいって言ってきたんだぞ!」「デンジャー、人間をあまり舐めてはいけない。ナイトメアはこいつらにやれたんだ」
「ウヅメ!」「やあユーカリ、心配をかけたね。ナイトメアのリベンジだ。TYPE -Nの準備が整った」
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