ナイトメアサバイバル4

DREAMCATHERドリームキャッチャーCENDRILLONNサンドリヨン、奇妙な運命の巡り合わせにより対峙することになった二機のセイントメシアだが本来ならばこの機体たちは共同運用することが設計上求められていた。

DREAMCATHERもCENDRILLONNも格闘戦主体のアームヘッドだが、DREAMCATHERは空気中に混ざるエネルギー物質テトラダイを破壊概念として放出するテトラダイバスターを装備する。


一方でCENDRILLONNはテトラダイを溜め込み格闘エネルギーとする。CENDRILLONNはそのために膨大なテトラダイ吸収能力と貯蔵能力を持つ。


本来DREAMCATHERのテトラダイバスターを最大出力で放出する為に補助として後に設計されたのがCENDRILLONNだ。いまその真価が詳らかになる!


代替の悪夢が人類文明の極北たるヴァルハラ地区を蹂躙し再び世界を滅ぼそうとしている。その尖兵たるセヴンシスター、ナイトメアは怒り狂っていた。


人々を弄び、破滅させることに喜びとするナイトメアのプライドをズタズタにしたシンデレラサンドリヨンの存在を許すわけにはいかない。群体たるオルタナティブが個の感情を優先した。


二機のセイントメシアに分たれた心と体がまた一つになればまたミッドナイトがやってくる。許されない。黒き能異頭ノイズの群れを手足のように操りすべてを壊し尽くす!


その様子を他の6人の姉妹は感情無く眺めていた。どうなろうともよい。我等の未来はいずれ訪れるのだから。そのフラットラインの感情に微細な動きが現れた。

マカネのCENDRILLONNが拳を振い、能異頭の群れを砕いたのだ。「素敵な武闘会ね」能異頭の女王たるウヅメがつぶやいた。他の姉妹も興味深そうに目を動かした。


「やるぞ!マカネ!」DREAMCATHERが能異頭の群れを砕いてCENDRILLONNの前に現れた。「ダイセン!」DREAMCATHERへCENDRILLONNのエネルギーが流れていく!


「行くぞ!」テトラダイバスターがナイトメアのNIGHTMAREナイトメアに放たれ……。

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