隠されし力2

「ボクのことを探していたのか?ゾ?」ヌードル触手をけしかけながらナイトメアが尋ねる。「どういうことだ?」CENDRILLONサンドリヨンはヌードル触手を蹴り飛ばし、空中回避!「ボクが生み出した能異頭ノイズはどうだった?ゾ?」「!?」能異頭の黒幕、それが目の前にいる!


果たして、如何な目的か?疑問符はいくつもマカネの頭に浮かんだが、それよりもナイトメアの繰り出すヌードル触手と殺意を凌がなくては。「べつに探してなんていない」本心だった。先制で潰そうとしたのも能異頭の内部から現れた異様な脅威を除去しようとしただけのことだ。


「なかなか、危ないやつだね。キミは。ボクが善良な一般市民だったらどうするつもりだったゾ?」無論そうでないことをナイトメアは全力で証明し続けているわけだが。

「それじゃあ、あんたを倒せばこの面倒な怪物退治も終わりってこと?」「ほんとうに話、聞いてるのか?ゾ?」ヌードル触手を凌ぐことにマカネは注力し実際にながら会話だった。空中を浮くCENDRILLONにヌードル触手が迫り、それを拳と風圧で砕く!「なんだって!?」


「キミがボクを探していなかったとしても、ボクはキミを探していたんだゾ。再点火者イグナイター」更なるヌードル触手が空中で動きが制限されるCENDLLIONを狙い撃つ!「なんだって?」


CENDRILLONが上昇回避!コロシアムの割れた天井に向かって動く!「バーニアか?それにしてはおかしいゾ?」「シークレットフォースよ」「ゾ?」CENDRILLONの近くのヌードル触手が千切れていく!「これは!?」


CENDRILLONから不可視の腕が二対生えて回避と破壊をやってのけたのだ。その能力の名はシークレットフォース。「夜想曲ノクターンを聞かせてあげる」NIGHTMAREナイトメアの前にCENDRILLONが立った。

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