バレンタインクラブ4

ペロ……ペロ……。チョコレートを買いに行った蕾の前に恐るべき男が立ちはだかっていた!茶色いナイフを舐める暴漢である!「ですわ……!?」蕾が隣にいるセシルに問いかける!「チョコ暴漢です。お嬢様」セシルは母のアイリーンより礼儀正しく詳しく説明をしてくれる。チョコ暴漢はチョコの暴漢だ。


チョコ暴漢はヴァルハラ地区に突如出現したならず者でありチョコレートを舐め鋭利な刃物のように尖らしひとを脅す。「ゲヘヘ、チョコかカネか命をよこしな!」「ですわ……!」蕾とチョコ暴漢の間に緊張が走る。通りを進むクルマは逃げる邪魔にはなれど助けをしてくれる雰囲気ではない。「ですわ」


「ヘヘッ、観念したか?ぜんぶくれてもいいぜ!」「ですわ……」「そうだろうそうだろう」「もっと尖ったらこまっちゃうですわ」「ヘヘッバカめ!もっと舐めて尖らすぞ!」チョコ暴漢はさらにチョコナイフを舐める!「ほほう」セシルが腕を組み感心した。「なっ⁉︎」チョコ暴漢は気づいてしまった!


チョコナイフが無い!チョコ暴漢はチョコナイフを舐めて尖らすのに専念するあまりチョコナイフを完全に舐めきってしまったのだ!「おろかですわ」「舐めるなあーッ!」チョコ暴漢が飛びかかってきたが蕾はお嬢様格闘術を帝王学の一環として習っていたのが活きた!チョコ暴漢を倒しチョコ屋と向かった。


だがチョコ屋にチョコは無かった。チョコ強盗がチョコ武器とするため大量購入していったのだ!「ごめんなさいねえ」チョコ屋は謝った。そしてチョコ屋はチョコのならず者たちが恐るべき能異頭にチョコを捧げていることを語ったのだ!元凶は能異頭『超克真実バレンタインクラブ』であると!

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