第11話 図書館で、同じ本に手が伸びる。

誰も読まないような本、きっと自分しか興味を持たないだろうなと感じてしまうような作家の本に手を伸ばすと、同じ本に手を伸ばしていた女の子と被ってしまう。


同士を見つけたことに喜びつつも、女の子とあまり話したことがない少年は「あ、ど、、どうぞ」というような情けない声を出すのだけれど、女の子は明るく陽気な雰囲気で、気さくに話しかけてくる。


本など読まなさそうな彼女は、元々陸上の選手だったらしいのだけれど、足を怪我してしまったせいで引退することになったようなのだ。それから、本を読みだしたと。


本を通じて、2人は距離を縮めて行って……。


◆◆◆◆◆


手垢付きまくりのシチュエーションだけど

やっぱり王道のボーイミーツガールも紹介しておかないとね!

でも現実で、同じ本に手が伸びることってあるのかな……

近くに人がいることに気が付かないほど、本を探すのに夢中になっている、みたいな感じ?

すごい集中力!

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