小野小町は2つの生を生きている。1つは自身、小野小町。そしてもう1つはパラレル大正『16年』に猫を召喚して怪事件を解決する特務少尉蘆屋小町。
大正時代では猫魔法を使って活躍する小町だが、現代では中流家庭の典型的な娘さんだ。しかし、その現代でも不思議な事件が起こり始めて… というストーリー。
元は1つの魂である為に、現代っ子の小町が大正時代に名家蘆屋家の令嬢として懸命に『お嬢様ぶりっ子』する様が微笑ましいです。
抵抗なく情景が頭に浮かぶお洒落で丁寧な文章で、スラスラ読めると思います。
是非御一読あれ。