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コラム「『ドン・キホーテ』が重要な理由」」への応援コメント


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    わたしは第二部を読んだときに、贋作の主人公が行ったために、ほんものの主人公が目的地を変更したことなどにすこし不満を覚えました(記憶が確かなら)。
    わたしも第二部より第一部が好きな質なのですが、文学上は前者が重視されていることなどつゆも知らず、勉強になりました。

    『ドン・キホーテ』を読んだことがあるひとを見かけた嬉しさに、ついコメントしてしまいました。
    「ドン・キホーテ」といえば小説よりも某ディスカウントストアという時代ですから。

    作者からの返信

     第二部が文学上で重要視されるのは、作品そのものが面白いかどうか、というよりは、研究材料として興味深い、という意味合いですね。

     作品が現実に影響を与え、その影響が作品にも波及するという、フィクションと現実の壁の境界を越えたところに価値を見出されているわけです。

     なので、偽物のせいで本物が目的地を変更したりするのも、純粋な読者としての評価はともかく、文学研究の上ではプラスに評価される部分なんですよね。


    『ドン・キホーテ』は、演劇とかで風車に突撃するシーンとかはよく演じられたりするので、部分的に知っている人はまだいる方だし、ドンキの元ネタが小説だということ自体はまだ知られている方だと思います。……たぶん。
     ただ、実際に読んだことのある人は、だいぶ少ないと思いますね。

     でも、スターバックスの元ネタである『白鯨』よりはまだマシかもしれません(笑)
     あっちは『白鯨』を読んだことのある人でも「スターバックスって誰?」ってなりがちなんですよね。

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