　というわけでなんかこれは書きてーなーとなったので書いてます。

　VRのゲームはこれが初体験になるんですけど、いや時代すっげー進歩してんのね。アドベンチャーゲームなんですよ。いややってることはね、本当にアドベンチャーゲーム。話を読み進めて、選択肢選んでのやつ。でもぐわっと来る。ぞわっとも来る。やべーとも思う。

　近かったり、遠かったり、後ろにいたりとすげーやってなる。あと高さ。高さヤバい。

　そうすると感じるものが一気に変わって、距離っていうのがいかに重要なものかを感じる。これはさすがに小説では難しい部分でねー。これからまた他のVR機器でも展開されていくのかな？　その辺は分からないけれど、とにかく触れられる機会があったらぜひこれは遊んでほしいですね。レールキャノンとか撃てるよ。

　あとね、これはクソ真面目に話すんだけど下見ると胸があるんですよ。うん。いや真面目にこの辺にVRの可能性というか未来を感じた。なるほどねーと。

　システム的な面としては、スキップ機能についてはもう少し細かく飛べるといいなと思った。けっこう分岐あるし。あとゲーム中で、たとえば用語集とかで専門用語の解説とかを確認できたら嬉しかった。いや解説はしてくれるんだけど、後でアーカイブスでより詳しく見られるとか。そういうTipsみたいなの個人的に好きなだけなんだけど。

　んで内容の感想もねー、色々語ると大体ネタバレになっちゃうんですよねー。だからすげーぼやかして話すしかないんだけど。ただあるエンディングがあって、これが遠い未来をアドベンチャーするゲームであるのなら、その終わり方がいっちゃん美しいと感じた。それが一番好きなんですね。なんというか……多分、主人公が作中で最大のわがままを見せるところじゃないかな。それだけは譲れないみたいな。俺はそういう主人公が好きなんだ。著作はそんなのばかりなんだ。で、そのわがままを貫いたらもうさ、そいつはこう……一個の人間というかね。そんな感じなんでうん、よかった。あとそのエンディングの演出を見て、あ、そういうことか！　と感心した。最後にそこに自然と気づかせるのは素直に上手いなーと思ったのだ。

　それとタイトルをちゃんと盛り上がるところで回収していて、それだけで得点高い。

　とりあえずどのルートも最初から最後まで一貫して、クロエとコーコの愛のお話でした。

　いや楽しかった。

　こういう路線のゲームがまたこれからも生まれていくのを願うばかり。

　あとスタッフロールに知った名前があって「あん？」ってなった。何してるんです。

　今はまずサントラが欲しい。単品で売ってくれ。