うさぎとかめのつづき

 イソップ童話の有名なお話。うさぎとかめが山の頂上に向かって競争します。ところが、うさぎはスピード勝負ならば絶対に負けない自信があったので、途中で居眠りしてしまいます。こつこつ頂上を目指してうさぎが寝ている間にゴールしたかめが勝ちという有名な童話となっています。


 しかし、この物語には続きがあります。かめに負けたうさぎは仲間から恥さらしと言われ、馬鹿にされてしまうのです。しかし、知恵を使い、おおかみを撃退して名誉挽回したという話があるので、仲間に認められることができたらしいです。うさぎだって悪くない。ちょっと油断しただけ。油断大敵だということなのです。


★真実

 うさぎの間違いは、かめに勝つことしか頭になかったということです。ゴールすることが念頭にあれば、ゴールしてから寝てもいいのに。かめはゴールすることが目標であり、寝ているうさぎを起こすことなく目的を遂行します。つまり、かめは勝負に情け容赦なかったのでしょう。


 なんとなく、かめの味方が多いと思いませんか? だめそうなほうを応援するという人間の心理なのかもしれません。でも、うさぎが悪というわけではないのです。だれしも、ちょっと不意をつかれたそんな話なのです。


★教訓 

 こつこつこなせば遅い者でもゴールはできるという努力の大切さを教訓にしている印象が強いお話です。なぜならば、絶対にこいつに勝つことがないという目で見られていた者が勝利した数少ない事例だったからなのですから。


 みんな偏見で人を見てはいけないのです。とんでもない実力を秘めているかもしれないのだから。努力でカバーして天才をも超える。目的を達成したという人もきっといると思のです。これはきっと勉強や仕事でも言えることなのです。つまりは油断大敵ってことなのです。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る