俺は正義のヒーローじゃない
俺はニューヨークで暗殺業をやっている。そんな俺には、子連れの彼女がいる。今日は彼女の依頼だった。ひと仕事終わらせて帰路につく。家の前まで来て、異変に気がついた。ドアの向こうが、妙に血腥い。ドアをそっと開けると、見知った身体があり、その奥に少女が震えている。さらに奥に進むとキッチンに見知らぬ男が立っていた。「待ってたぞ。暗殺者。」そう言った男の右手にはナイフが握られていた。俺は咄嗟にナイフを取り出し、男に投げつけた。男は死んだ。少女はやっと顔を上げ、「おじさんは…正義のヒーローなの?」と聞いてきた。俺は…俺は……「いいや?俺なんか悪役で十分だよ。殺すことしかできないし。」そう答えると、少女はまた俯いた。はぁ…俺、これからどうすりゃいいんだろ…
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