陽葵の言葉




「咲良。




 今から私が言うことに驚かないで。




 私はもう長く生きられない。




 最近、私調子良くなかったでしょ?




 咲良に「病院に行ってみたら?」って言われて、病院行ったの。




 そのあと、色々な検査をしたの。




 そうしたら、余命宣告された。




 余命3か月だって言われちゃった。




 1か月前にそう言われたから、もう私は2か月しか生きられない。」







君から聞いたことは、あまりにも残酷すぎた。



あぁ、神様。なんでこんなにも明るくて優しい陽葵を選んだのですか。



どうせなら陽葵じゃなくて私を選んで欲しかった。



陽葵の余命が何かの手違いだったら良いのに。



陽葵が「どっきりだ」って言ってくれたら良いのに。



そんな願いが届く事はなかった____。

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