異世界で生き残る為に必要なのは臆病で勇敢な性格でした
希望の花
プロローグ
ガンッガンッガンッ
世界が赤く染まる。
空はいつからか青を映さなくなっている。
建物が崩れ落ちる音がする。
火の燃える音もする。
そして──
ガタンッ!
──死が這い寄る気配もする。
目の前には全身を黒一色で染め上げたマスクを被った人型の何かがいる。
隣には金髪の女性が倒れている。
どうして、こんなことになっているのだろう。
僕はそんなことを考えてしまう。
僕は、みんなを救いたかった。それだけなのに。
どうして、こんなことになっているんだろう。
こんなことになると知っていたら、僕は──
──真っ先に──君を────
────
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