黒歴史の小説プロットをネタ帳から掘り起こしてはさらしていく場所

あぶらる

ねこ系Tuberが猫好き少年とねこたちの世話係をする話

■あらすじ

 ネコ系Tuberの少女(以下、ネコTuber)の日常は猫たちと共にある。わんさかいる猫の世話とその混沌とした日々を映した動画作成に追われる毎日を送っていた。


 ある日、そんな彼女の下へ猫好きの少年(以下、猫好き少年)が訪ねてくる。ネコTuberの父母が張り出している捨て猫広告(捨て猫を支援プロジェクト)を見て訪ねてきたらしい。捨て猫を届けに来たのだ。

 猫好き少年はネコTuberの家で戯れる猫たちに目を輝かせてネコTuberに尋ねる。何か手伝えることはないかと。猫好き少年はまじもんの猫フリークだった。


 猫好き少年は猫の世話の手伝いに週イチでやってくるようになるが、あるとき少女がネコTuberであることがバレ、猫好き少年も動画作成を手伝うようになる。

 猫と戯れ、いかに猫をかわいく見せるか動画の企画で盛り上がるうちに距離が近づく二人。ネコTuberは猫好き少年をカワイイ弟分として、猫好き少年は淡い恋心をネコTuberに抱く。お互いが大切な相手になっていく。


 やがて、ネコTuberは猫好き少年との温度差を感じるようになる。昔は猫が大好きだったが日々の世話に追われすぎて今では好きかわからなくなっていた。無邪気に猫と戯れる猫好き少年ほど、自分は猫を愛せているだろうか。

 そんな中、世話していた幼い猫の一匹が行方不明になる。保健所、愛護センター、YouTubeの自チャンネル、Twitter、張り紙をして探すものの一向に見つからない。ネコTuberは自責の念に落ち込んでいく。猫がいなくなったのはきっと自分が戸締まりをし忘れたせいだ。ミスをしたのは自分に愛情が足りなかったからかもしれない。


 猫好き少年に励まされ、ネコTuberは気を奮い立たせる。両親にお願いしてペット探偵に依頼し、いつものように周囲を探索していたところ、YouTubeを通じて子猫発見の連絡が入る。猫は2つ隣の町で保護されていた。

 猫好き少年とともに猫を迎えに行った時、ネコTuberは気づく。まだ猫が大好きな自分の気持ちに。



■物語の障害

・ネコTuberは猫好き少年と猫好き度の温度差を感じる。

 →世話していた子猫の一匹がいなくなる。

 →まだ猫が大好きな気持ちに気づく。

・ネコTuberは猫好き少年に恋をしない。

 →猫好き少年がモヤモヤする。最後まで解消しない。



■登場人物

・ネコTuberの少女

 高校生の少女。二年。

 父や母が際限なく拾ってくる猫たちの世話に追われている。元々猫が好きだったが日々の世話に追われすぎて今では好きかどうかよくわからなくなっている。

 猫たちの世話代の足しにするために父が思いつきで始めたネコTuberをしている。恥ずかしいのでTuberであることは周りに内緒にしている。


 趣味は恋愛小説を読むこと。最近はネット小説がお気に入り。現実世界ジャンルをこよなく愛す。異世界ものはなんか違うらしい。

 猫の世話が忙しいので部活には参加していないが、入部は必須なので文芸部に籍を置いている。文芸部の友人がネット小説を書いている。



・猫好き少年

 中学生の少年。少女の3つ下。少女の出身中学の二年生。

 猫とたわむれるのが大好き。黒猫が別格で好き。日向でぼーっとしてるのが至福の時でそうしていると猫が寄ってくる。

 妹が猫アレルギーのため家で猫が飼えない。基本猫に飢えている。


 部活は陸上部で長距離を走っている。猫の世話をする前は土日は走ったり猫スポットを巡ったりしていた。



・ネコTuberの父

 IT関係の仕事をしている。ヒラ。

 息をするように猫を拾ってくる。母とは地元の猫集会で出会って意気投合したのが馴れ初め。

 そこそこ高収入だが猫に貢ぐため日々慎ましい暮らしをしている。



・ネコTuberの母

 猫の行動を研究している学者。あまり稼ぎはない。

 出張に行くたびに猫を拾ってくる。父とはフィールドワークの猫集会で出会って意気投合したのが馴れ初め。



■舞台

未定。



■その他設定

・失踪した子猫は宅配便の受け取りで玄関の扉が空いた隙に外に出て、道中で見つけたトラックの荷台に飛び乗ったところ2つ隣の町まで運ばれる。その後、運良く猫好きの家庭に拾われる。

・失踪した子猫の素性は首元につけた迷子猫用タグからわかり、そこに記されたYouTubeチャンネルのURLから連絡が届くことになる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る