第2話
目が開いた。僕は起き上がる。そこは何も無い真っ白なところだった。
「??????」
わけが分からない。この一言に尽きる。
ベッド?から足を伸ばす。床?があった。僕は立ち上がる。周りを歩き回る。僕はしゃがみ、床?を触る。学校の体育館みたいな感触だった。
その時前から杖をついたかのような音がした。前を見るといかにも神様ですみたいな格好のおじいさんがいた。
「ようこそ神界へ」
驚いたここは神界らしい。
「あなたは?」
「創造と破壊を司る神じゃ」
「つまりすごい神様だと」
「まぁ、そうじゃな」
最初から凄いのが来たけどこれどうすればいいの?
「別に何もしなくていいぞ」
おお流石神様思考を読めるのか。
「そうじゃ」
気をつけよ
「はっはっはっ君を罰するつもりはないから気にしなくていいよ」
「ありがとうございます」
こう言われたけど一応気をつけよう
「それで何故僕はここに居るのですか?」
「君が死んだからじゃ」
「?」
?
「?」
「いやなんで神様が不思議に思ってるんです?」
「君が不思議に思っているからじゃ」
頭がおかしくなる。少し考えてみる
「…………死んだ者は全てここにくる」
口から言葉が勝手に出た。
「!?」
「おお流石だな」
「……何が流石なんです?」
「君の口からその言葉が出たからじゃ」
確かに僕は何故か口からその言葉が出た。
だがそれが分からない、なぜその言葉が出た?
「その答えを知りたいか?」
「!!!」
「儂は知っている」
知りたい、けど僕は迷う。
『 』
声が聴こえた。女の声だった。
「…教えてください」
「良いのか?」
「はい。その答えを僕は知らなくちゃいけない気がするから」
「君なら……いや貴方様ならそう答えると信じていました」
口調が急に変わった?しかも僕の方が上みたいな口調に…
「今までの無礼をお許しください」
「えっ!?」
「罪を問うならいかようにも」
「なんで!?」
おじいさんが謝り始めた。コレハ!ジャパニーズドゲザ!!
頭を床に擦りつけている。僕にもわかりやすい最上級の謝り方だ。
「あのーすみません謝らなくていいので答えを教えてくれませんか?」
「そうでしたね。すみません」
おじいさんが立ち上がってくれた。………なんか絵面的にヤバかったな。
「答えをお教えしましょう」
「ゴクリ…」
「貴方様は全てを救う者です」
「………え?」
ええええええええええええええええええええええええええええええ
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