成長期がこない僕、学園の美女に、、、、(仮)

耶麻原 零 @Zero_yamahara

前編

突然だが僕、こと江中 優には悩みがある。

それは、僕に成長期がこないことだ。

高2にも関わらず声が高く、細身で、身長が約160cmと小さいまま。当然、ど○ていだ。

僕はこんな僕が凄く嫌いだった。

そんな僕にも、好意を寄せている相手がいる。それは、同じクラスの竹中 彩夏(あやか)さんだ。彼女はうちのクラス、2-2のアイドル、いや、学園トップクラスの美少女なのだ。

そんな彼女と僕は、去年も同じクラスだった。実は僕、入学式の時に一目惚れしてから彼女のことをずっと好きなのだ。

僕は田舎出身で、ずっと田舎で過ごしてきた。だから、都会にある高校に通うことになったのでとても舞い上がっていたのだ。しかし、そのせいか入学式の日に迷ってしまい、あまり知らない土地で、迷子になってしまったのだ。学校の場所を知るあてもなく、涙を堪えながら必死に探していた。そこで、彼女に出会ったのだ。


「あれ?君も〇〇高校の新入生?

入学式もうすぐだよね!早く行かないとやばいよっ一緒に走ろ?」


彼女は覚えていないだろうが、僕にとっては本気で恋するには充分な出来事だった。

結局、それ以来彼女とは話していない。

そして、彩夏はとてもモテた。

整った容姿に、抜群のスタイル(※ただし貧乳です)。おそらく僕より身長が高いだろう。

、、、、、悲しい

そんなことよりっ、、そう、彼女はモテた。

勉強ができ、スポーツも得意な優等生、その上人当たりが良く、友達も多い。

だから、勘違いする男が沢山現れる。

彼女は、今でも絶えず告白され続けているらしい。

かくいう僕も、彼女に告白しようとしている1人だ。

ただし、僕が声変わりをしたら、、、つまり成長期がきたら告白するつもりだ。けれど

―――――はぁ、早く成長期こないかなぁ?

一向に成長期がこない。でも、こんな小さいまま告白しても見向きもされないだろう。

だから僕は早くもっと大きくなって、低い声を使い告白したい。

とにかく、「成長期が来て欲しい」これが僕の抱えている悩みなのだ。


――――――――――――――――――――


『キーンコーンカーンコーン』


「ふぅ今日もやっと終わったー」


周りが、ガヤガヤとしだす。今から部活だったり友達と遊んだり、バイトしたりと、高校生は大変だな。

僕も家でゲームするため、帰ろうとしていた。、、、しかし


「おーい江中ぁ。ちょっと進路について話がある。放課後、進路指導室に来い」


突然先生に呼ばれて、僕のゲームをするという予定は、叶いそうにない。

ともあれ、早く終わらせよう。





そして放課後、皆が帰りはじめ、校舎が静かになり始めた。外のグラウンドからは、男のむさ苦しい声が聞こえる。

僕は今、進路の話が終わり、帰ろうとしていた。しかし、荷物を取りに一旦教室に戻っている途中――――


『あっ――――――っ―――――――んっ』‪


うそーん。うちの学校に放課後空き教室でヤるやついたんだ。ばれないのかな?とりあえずはやく教室行こっ


―――あれ?この声(喘ぎ声)どこかで、、、、


くそっ!決して、決して見たい訳じゃないから!この声の主をちょっと確かめたいだけだから。ちょっとだけのぞこう、、、、


そうして彼は、ドアの隙間から覗いたのだが

―――――うそっ、、だろ。あれ、俺がずっと片想いしてた竹中さんじゃないかっ!

俺がずっと見ていた彼女はあんな淫乱だったのか?そんなはずないっ!だって彼女は成績優秀で人当たりのいい最高の優等生なんだろ?なんだよこれっ、、、


気付けば彼は、近くの壁に寄りかかり、座り込んで泣いていた。


―――――何分くらい泣いていたんだろう。

そりゃそうだろう。ずっと彼女のことを想っていたのだ。これだけ泣いても泣き足りないくらいだ。


すると、不意に足音が聞こえてきた。


「あれ?君、ここでなにしてるの?もう生徒は下校の時間よ」


その声の主は、スタイル抜群、巨乳で、生徒からも他の先生からも信頼の厚い美人国語教師、竹中 朱夏(しゅか)先生だった。


そして、名前から分かる通り彼女は、僕がずっと想っていて、いましがたその想いを打ち砕かれた同級生、竹中 彩夏の実の姉だった。




――――――――――――――――――――

作者のあとがきの様なものです。

これは、ただ深夜のテンションで書いてみたくなっただけの作品です。おそらく、文も変で、誤字脱字などもあると思いますが、ご了承ください。

これは前編なので、次の後編で終わらせます。

―――では、また次の話、もしくは『クズ女神―以下略』でもよろしくお願いします。



下手くそですみません

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