コンプレックスなんて捨てちまえ!
編野 真琴
第1話 はじめましてこんにちは。
コンプレックスってなんなのだろう。
劣等感、引け目、とか、とってもネガティブな言葉で表現されているものが、コンプレックス。
たまに、『コンプレックスも個性だよ!』って軽々しく言う人もいるけれど、それは客観的な意見でしかなくて、そもそもコンプレックス自体、ものすごく主観的な複雑な感情って理解することがとっても大事。
他人と見比べて『なんで自分はあの子みたいに可愛くないんだろう』から始まって、爪の形が、肌の色が、そばかすが、骨格が、胸の大きさが、とかどんどんどんどん自分の悪いことばっかり見つけてしまう。
そこからはもう沼のように、自分の嫌なことを見つけるサイクルにはまっちゃうんですよね。
でもそれって、自分だから見つけちゃうんです。
自分だから自分の嫌なところを見つけることができるだけ。
正直、他人はそこまで見てない。
というか、どうでもいい。
興味もないし、私も、アナタも、その辺の人も、みんなただの景色としての人間っていう認識です。
みんな、『はじめましてこんにちわ』なんです。
出会う前のアナタのことなんで誰も知らないし、コンプレックスがないアナタになんて会ったことがない。
アナタは、ただのアナタなんです。
他人と比べてしまうのは仕方がないし、それで落ち込むのも仕方ない。
だけど、周りは誰もそれを知りません。
アナタが勝手に思っているだけってことです。
コンプレックスなんてただの個性ですらありませんよ。
しかしながら、コンプレックスにも個性にも共通していることがあります。
それは両方とも堂々としていることでアナタ自身が輝くことです。
本人が気にしてるからこそコンプレックスが浮かび上がってくるので、もう普通にしときゃいいんですよ。本人が気にしないことなんて、他人が気にするわけないんで。むしろ堂々としてたら堂々としてるオーラーにコンプレックスが圧倒されます。
自分のコンプレックスを見つけることができる人は、観察力がある人だと思います。
他人より自分が劣っていると思うところに目を向けることができるのは、すごく勇気のいることです。
ちゃんと自分のことを理解して、その上で何ができるかということを考える素質持っている人です。
どうか自分を嫌いにならず、コンプレックスという感情で自分を押し潰さないでください。
アナタは観察眼があって、自分の特性をちゃんと理解している素晴らしい人間なのですから。
さてさて、
これでアナタの心が軽くなればいいのですが、そんな単純じゃねぇよ!って話なんですよね。
アナタが思ってなくとも、他所からグダグダ言ってくる鬱陶しい人間がいんですよね。
では、次は他所からグダグダ言われた時の、私が使っていた心の対処法を書くので、よければ参考にしてみてください。
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