質が悪い

心底思う。質が悪い。

悪態をつきたくなるこちらの気持ちもわかってほしい。

いや、やっぱり貴方は全くもって関係ないけれど

眼鏡を掛けた彼はいつも以上に輝いていた。

本人は眼鏡は似合わないと言っているが、確かに私の心を掴んでいった。

誰にも見せたくないと思ってしまうくらいに、似合っていた。

何もかもが宝物のように、全部輝いていて、欠点だろうがなんだろうが、全て引っ括めて好きで、好きで好きで堪らなくて、どうしたらいいのかわからない。

これまで本能的に避けていたのに、過去の思い出さえ大事な宝物になってしまって、好きにならないようにしていた、私の努力を返してほしい

好きだ

真っ直ぐ貴方に伝えたい

全て無に返す魔法の言葉

好きだ

本当に、質が悪い

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい