『雪を溶く熱』で書いた子どもの性の問題
最近話題になった渡部建の「トイレ不倫」。
私があのニュースを見た時に感じたのは『お前は中学生か』でした。
知らぬは親ばかりだそうで、中学のトイレではそういう行為が行われているらしいです。開いているはずのドアが閉まっていたら確実に行われているそうです。
『そうです』『らしいです』というのは、聞いた話だから。
それは小学校のPTAが主催した講義で、少年課の付属組織「少年サポートセンター」の職員の方が講義した内容でした。(福岡県警内の組織です)
中学や高校で講義をするときは、必ず親子で参加してもらうそうです。
そこで、男子からそういう行為を要求されても受ける必要がない事、自分の身体を大切にすることを教えているそうです。
たいていの学校で10数人くらいの女子生徒が泣き出すので、そういう事を男子から強要されているのだろうとの事でした。横に座っている親は信じられない顔になって泣き出した我が子を見てるそうですが。
実際、いじめと同じくらい妊娠の相談も多いそうです。(講義受けて、希望すれば携帯の連絡先もらえるから)
時々、集団暴行の動画を「こんなん回って来た」とケアしたヤンキーから見せてもらう事もあるそうです。更生した彼らは、協力的で即座に教えてくれるとの事。
「少年サポートセンター」と言っても、職員は警察官です。
動画で暴力をふるっている奴らは、即その動画を証拠として全員逮捕したそうです。
私がその講義を受けたのが10年位前の事です。その時ですら、この問題はいずれ小学校にまで降りるとその職員の方は言ってました。
女の子の親御さんは自分の子どもの様子に気を付けた方が良いですよと言って講義の内容は終了しました。
さて、女の子の猥談の話。
最初の就職先は当時でも男性は国立大学を卒業しないと入れないところでした。
当然、そういう会社のOLが集まっても、初体験の話になんかなりません。
みんな、経験無いから。
事務職に疲れて、お菓子の販売の世界に転職して……ちょうど3月入社だったので高卒の新人の子たちと一緒に研修を受けることになりました。泊りがけです。
夜におしゃべりをしていると、初体験の暴露大会になってました。
自慢げに話してる子もいました。
みんなが話しているのは、高校在学中の体験です。
…………気の毒です。本人たちにはそれが普通だったのでしょうけど、いやあんまりにも男の性欲処理の為だけに使われてる感が半端なくて。私以外全員18歳です、気の毒すぎ。
私はしゃべる経験が無かったので、『いや、20歳過ぎてるおばさんの体験聞いても普通だよ』ってお茶を濁しましたが。
性行為の延長線上にあるのが妊娠です。
男性は簡単に堕ろせばいいじゃんと思うでしょうが、女性の身体には負担がかかります。
私は幸い堕胎経験はないのでTVのドキュメンタリー番組でしか見たことが無いのですが、子宮に入れられたハサミから必死で逃げ回る胎児がモニターに映っていました。
最後には、ハサミで切られて絶命してしまうのですが。
お医者さんはモニターを見ながら、胎児を追いかけるので当然女性もそのモニターを見てしまう事でしょう。妊娠させた男性もみればいいのに、と思わずにはいられません。
まぁ、そんな時代背景を踏まえて『雪を溶く熱』を書いています。
駄文なんでなかなか伝わりませんが……。
今の子どもの性事情を知らない大人たちには伝わりにくいかなと思い書いてみました。
もちろん、私が聞いた話、見た話の範囲なので、多様性はあると思います。
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