あとがき

 ごめんなさい! なんと、完結してしまいました。

 これは僕の予想外の展開でした。

 少なくとも二八話を書いている段階では想定していたわけではありません。

 いや、最終話書いている段階もそうでした。


 実はこの最終話、二人は恋人関係になるのか少し悩みました。

 恋人関係になるのであれば、その後の展開が大きく変わりますので。


 実はですね、この作品を引き伸ばすのであれば凛を寝落ちさせてしまうという展開を考えていました。

 ですがこの作品のコンセプトは、積極的な紗綾に迫られるというのがコンセプトの作品です。

 紗綾があそこまで気合い入れているのに寝落ちでは迫れません。

 これはコンセプトに反するなと思い、このような展開になりました。

 PVを稼ぐということなら、引き伸ばすべきだったんでしょうけど(笑)


 実は以降のエピソードに繋がる布石も打ってはあったのですが、なんか執筆していてここで終わるのがしっくりきたんですよね。

 レストランでの試食に紗綾と行くエピソードであったり、紗綾のお母さんが来たのも布石の一つです。

 コメントがあって黙秘権使わせてもらいましたが、紗綾の事務所側の話にお母さんは繋がっていく予定だったんですよね。

 たぶん読者さんビックリですよね。僕終わっちゃってビックリです(笑)



 さてさて、今作のモデルに迫られるですが、こちらの作品は僕の作品の中では少し毛色の違う作品になります。

(ノンフィクションの友達の敵になったは別枠として)



 僕は一〇万字~一二万字くらいを目安に一区切りとしてプロットを組むのですが、今回の作品はそういうことをしていません。

 常々本一冊としての展開と、ウェブ向けな展開は違うなとは考えていました。

 この部分は今も僕を悩ませている部分ではあります。


 そして今作は、三人称で執筆する練習作品として立ち上げた作品でした。

 なので、どうせなら他の作品とは違う、ウェブ向けにしてみようと試みた作品でもあります。

 そういう意味では、この作品はかなりランキングを意識した作品でした。

 僕の考えているウェブ向けが、感性として正しいのかを確認できる作品でもあったわけです。

 そういう意味ではランキング一桁までいったのは、狙ったものでもありました。

 この作品を読んでくれた読者さんと感性が同じで、うれしかったです。


 読まれた読者さんの中には、けっこうこの作品エロいと思われた読者さんもいたのではないでしょうか。

 なかにはエロで釣っていると思う人もいたかもしれないですね。

 ただエロの部分はフォローや評価、PVについては微妙です。

 これは最初から想定していたことでもありました。

 だからそういう回では読み飛ばしている方もいたと思います。


 それでもこういう部分を入れたのは、今後の作品のためというのも僕としてはあります。

 ここまでエロの部分を書いたことはいままでありませんでしたし、書く機会もなかなかないんですよね。



 モデルに迫られるの今作、とにかく迫られるというのがコンセプトだったので、僕の中では紗綾にかなりフォーカスして描写を心がけました。

 どういった部分を描写すれば、紗綾が魅力的に感じてもらえるだろうか?

 よく使われる上目遣いだけではなく、下目遣い、ちょっとした仕草や、凛の視線での紗綾の身体のラインなど。

 それだけに、紗綾についてのコメントはすごくうれしいものでした。


 凛についてのコメントもうれしかったですね。

 まさかモテる男とまで言われるとは考えていなかったんですけど(笑)


 今作は思春期故に欲求が出てしまい、恋人という関係ではないのにスキンシップが過剰になってしまうところから恋に移っていくという物語展開でした。

 正直コンセプトなどに焦点をあてるために、他の整合性などを犠牲にした部分もあります。

 この作品はそういう作品でした。それでも楽しんでいただけていれば執筆したかいがあります。


 僕は作品を読んでもらった最後に、完結して少し寂しいと感じてもらえるような作品を書きたいと思っているのですが、今作も凛と紗綾の物語が終わって寂しいなと思っていただけるような作品になっていたらうれしく思います。

 もし最終話まで読むことができた作品であったら、評価を検討していただけたらうれしいです。



 今後については、スクールカーストの完結にまずは注力します。

 そして現在新たなファンタジーを執筆始めています。

 こちらはファンタジー☓ラブコメですね。

 ですがラブコメに関しては序盤薄めになるかもです。

 それとは別に、もしかしたらラブコメを新たにやるかもしれません。

 この部分に関してはまだなにも考えていないんですけど。


 こちらの作品は今までと毛色が違う作品だったので、今後の僕の作品がみなさんに合うかは難しいところがあるかもしれませんが、また別の作品でお会いできたらうれしいです。


 ではでは。

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