草ww破滅部活動日記

Kohr.435円

#1 草ww破滅部とそのメンバー達

・ 1日目 活動!



草ww破滅部・部室の黒板にて


日付:2月26日 担当 丸目 一星


〈一星〉よし!今日の担当は俺だな!!

では!草ww好きなやつに、剣道の決闘だー!!

どうだ?!ワハハハ!!!


〈スカイラー・椿〉ダメに決まってんだろ!!


〈一星〉ありゃ、だめでごわんすか?良い案だと......


〈椿〉第一、お前に勝てるやついるのかよ?


〈スカイラー〉たしかに


一星は自分の案を否定され、しょんぼりしていた。

 

しょんぼりしてるこいつは一星。短髪の黒髪、筋肉質で、少し黒く焼けている。街中あるいていると、沖縄人と間違えられるほど。

一星は、小学生四年生の時から剣道をやっていて、中学では全国制覇。一位を飾る。そもそも、一星の家計は有名な剣豪丸目一族の血が流れている。つまり、生まれながらの俊才。そして、皮肉な事とにイケメンなのがズルい。スポーツ万能、頭もいい、そしてイケメン。とは言え、いつも元気でハキハキとしていて、真面目で良い男だ。

椿とは小学生六年生からの友達...............


いや、もう親友のような存在。


そして、この作戦に一人だけ、賛成のやつがいた。



〈要〉いいね~、ブチノメスか?


この口の達者な女の子は、要。オールバック風の短い髪、そして、ピンク色の髪色をしているヤンキーだ。 

背もそこそこあり、スレンダーで可愛らしく、胸が大きい。

見た目はちょっと怖いが、その裏腹にキレイ好き。部室がいつも綺麗で片付いているのは要のおかげ。


要は拳と手のひらをパシッパシッと、音をだして叩き、笑顔で、歯と目をきらっとさせ、一星の案に賛同した。


すると、それを聞いた一星は要と調子にのって、要とガッツポーズ!


〈一星〉よっしゃ!やるか!? お前ならのってくれると思ってたぜ!ハハ!


これに対して、スカイラー倖奈は冷静に、突っ込んだ。


〈スカイラー〉馬鹿らしいわね。今日の担当変えましょう。あなたたち(要)の頭は逝かれてるわね?今日、雨降ってたからそこら辺のどぶに頭突っ込んできたら?頭冴え...... 少々、頭が冷えてよくなるかもしれないわ


この小さくて可愛い女の子は、スカイラー。ドイツ人と日本人のハーフ。ドイツ語と日本語が話せる。髪色は茶色なのだが、本人いわく金色がすきじゃないので茶髪にしたらしい。いつも、クールで髪に両方、カールをかけている女の子。


〈要〉余計な、お世話や!てか今なんで言い換えた?なんて、言おうとした?てか、どぶなんかに頭突っ込んだら冷えるどころか、汚れて死ぬわ!


〈スカイラー〉ふんっ!大丈夫よ...... あなたはバカだから、風邪も引かないわ


〈要〉風邪引きますわ!!


要はスカイラーに対して、キィ~キィ~と歯を鳴らし怒っていた。


〈椿〉この状況、どうしよ? おい、兵藤。お前止めてくれよ。? 兵藤なにしてんの?


〈道久〉ふふふっ、何ってこの鏡で、自分のかっこいキメポーズを決めるために試行錯誤してるのだが?


道久は、この状況よりキメポーズに集中していた。


凄いキラキラしてた。


〈道久〉それに、要さんがバカなのは、事実なのでは?もう無理でしょ?


道久は、要をけなした上にバカにした。


そして、一度、キメポーズをやめ、首をふりふりと横にふった。どうやら、本気でバカにしてるようだ。


このナルシストは道久。自画自賛が凄いやつ。アニメやゲームが好き。髪は長めで襟が跳ねている。頭は良い。スポーツはできない。特に特徴がないのが特徴的。


〈要〉表でろや!クズが!この野郎!


要は机バンバンと叩き、再び怒った。


気がつけば、凄いカオスな状態になってた。ダメだこりゃあ。こんなんで、破滅はできるのか?


ふと、俺は思った、ん? こいつらやっぱりバカだな。って。


〈オリビア〉ワン!


犬のオリビアがワン!と一回吠えた。


椿は、オリビアを撫でながら、「今日は、もうおしまいだね、オリビアヨシヨシ!」と一言いった。そして、しばらくして、帰るためにカバンを持った。


〈椿〉ふー、帰ろうか......


椿は、このカオスな空気に耐えられず、部室を出た。



          

          ◇◇◇



その日の夜。夜 24時(0時)頃、畠スカイラー倖奈邸にて 



暗闇の中で時計の小さな鼓動が聴こえる。



スカイラーはベッドで寝ていた。ベッドはピンクとスカイブルーですごく女の子らしいベッドだ。



すると、スカイラーは突然眼をパチッ!と開け、起きた。



〈スカイラー〉.......寝れない



〈スカイラー〉なぜ? まさか、さっきコーヒー飲んだから?



スカイラーは寝る前、親からコーヒーを出され飲んでいた。


 スカイラーは、眠気が無くなり、眼を閉じたが、眠れなかったようだ。



〈スカイラー〉一人で、しりとりでもしようか



スカイラーは一人しりとりをすることに。



〈スカイラー〉しりとり→リス→スープ→プリン


あ、....... はや



スカイラーは恐ろしくしりとりが出来ないことに、気づいた。自分がしりとりを弱いことに。



〈スカイラー〉わたくしって......いや、やめよう。どうしよう? あ、そういえば、眼をつむって人を頭の中で、柵を飛び越えさせると、眠れるって聞いたことあるわ



スカイラーは眼を閉じて、頭の中で実践してみた



〈スカイラー〉(( 要が一人♪ 要が二人♪ 要が三人♪....え?ちがう!要、お前が寝てどうするんだよ!しかも柵の前で!これじゃあ、飛び越えられないわ!))



〈スカイラー〉はっ!くそ!要め!ねやがって!



〈スカイラー〉まあ、いいわ、次やりましょう



〈スカイラー〉(( 道久が、一匹♪ 道久が、二匹♪ 道久が、三匹♪ 道久が、四匹♪ 道久が、五匹♪......道久が..六匹....... ))


今度は道久で試してみた。


スカイラーはガクっと寝てしまった。


効果はあったようだ。


次の日スカイラーは道久に感謝したという。スカイラーはこの効果を道久sleep効果と名付けた。




・ 2日目 仲間 前編


日付:2月27日木曜日 担当 出前 要



キンコーンカーンコーヒー、キンコンカンコーン



椿たち4人は部室で、チャイムを聴きながら、あいつを待っていた。そう、出前要。



〈スカイラー〉遅いわね?もう帰りのチャイムとっくになったわよ



〈椿〉そうだな?あのピンク頭不良少年はどこいったんだよ!?



〈スカイラー〉いや、少年ではなく少女ですわ。それに単細胞不良少女ですわ



要に対して、みんなはひどいことをいっていた。決して悪口では無い。だが、言いたい放題言っている。


まあ、実際、単細胞で不良少女ではある。



〈一星〉ガハハハ!!!ひどいな!でも、なんで来ないのだ!そんなことするようなやつではないと思うぞ!そうだろ?


〈道久〉そうですね...おかしいですね。ふんっ!ふんっ!はっ!



道久はまた手を顔をつけてキメポーズをとっていた。



〈椿〉今日はもう帰るか、チャイムもなったし。また明日になれば、ひょっこり現れるだろ



〈一星〉そうだな、帰るか、もう遅いし



〈スカイラー〉そうね、たしかにこのまま待ってて仕方ないわ、帰りましょう。おいで、オリビア



〈オリビア〉ワンっ!ワン!



スカイラーはオリビアを抱っこして、部室を出た。



一星と道久、おれたちも部室を出て、下駄箱で靴を変えて、学校を出た。



スカイラーはお金持ちの家で育ったため、執事の人が迎えに来ていた。スカイラーは3人に別れを告げ、黒く長いリンカーンタウンカーハイエンドクラスリムジン3号ブラックに乗り、こう言った。



〈スカイラー〉明日は来るといいわね。じゃあ、また明日、会いましょう。さよなら



道久は自転車で家に帰った。



一星と椿は、家が近いため、二人で歩いて帰っていた。



家の前にある塀の分かれ道があって、椿は右、一星は左に進んで5分のところにある。椿の家は右に10分ぐらいだ。



〈椿〉今日、来なかったな?なんでだ?



〈一星〉はははっ!お前が悩むなんて、らしくないぞ!少しは自分の部員を信じろよ、部長。お前が連れて来たんだろ? あいつなら大丈夫さ!



と、一星はおれの肩をとんとんと軽く叩いた。



〈椿〉わかったよ、じゃあな、また明日



〈一星〉おう!たまな!



椿たちは分かれ道で分けれた。



〈椿〉一星があんなことを言ってたが、まあ、そのとおりか、さすがおれの親友だな



椿はそう考えてるうちに、家の近くの公園・豊日公園(とよびこうえん)に着いていた。椿はパッと公園の方をみると、なんと、要がいた。



〈椿〉ん?あれは、要?なんでここに?でも一人じゃ......様子がおかしいな?



と、椿はよく覗き込むと、要は険しい顔、怖い顔でバットをもって、ハアハア......と、息を切らして立っていた。



〈椿〉な、なにをしてるんだ? なんだこれは?



椿はよくわかってなかった。こんなことになっていたとは。正直驚いていた。



なぜ、要が部室に来なかったのか。おそらくこういう理由だろう。



椿は要にどんな声をかけようか、迷っていた。



椿が見た光景とは、どんな場面だったのか。


椿は凄く荒々しく凍りつくような場面を見ていた。


椿は不安もありながらどうしたらいいか考えていた。


椿は朝、家を出て学校に向かった。今日、部室で要の事を話そうと思っていた。


 椿は事前に放課後、一度に部室に集まるようにとメンバーにメールをしていた。


そして、授業がおわり椿はのそのそと部室にいくために階段を上がる。


椿が部室に入るころにはもうほかのメンバーは全員集まっていた。一番遅かったのはメールをした本人椿だった。


 椿は早速、本題に入ろうと通常どおりに笑顔で話を進めようとしていた。



・ 3日目 仲間 後編


日付:2月28日 金曜日 担当 椿



草ww破滅部・部室にて



〈椿〉はい、始めよう!


と、勢いよく、椿は席を立った。



〈スカイラー〉ちょっとまって!まだ要さんが来てないわよ。あと、なんなの?メールで集まるようにってあったけど?



〈椿〉そうだな、だからだ。メールのこともこれから説明する。これも草ww破滅部の仕事の一環だ。まあ、とりあえず、昨日のことを話す。実は、帰りに一星と別れて、家の近くの公園で、要をみたんだ。それで......



椿は昨日あった「あの出来事」を他のメンバーに話した。 



椿は、眉間にシワをよせ、みんなに真剣に話した。



            ◇◇◇



***************************



〈椿〉ん?あれは、要?なんでここに?でも一人じゃ......様子がおかしい



と、椿はよく覗き込むと、要は険しい顔、怖い顔でバットをもって、ハアハア......と、息を切らして立っていた。



〈椿〉な、なにをしてるんだ? なんだこれは?



〈椿〉おい!要!ここでなにしるんだ?


と、要に近づき、おれは要に問い掛けた。



〈要〉......!? なんでお前が、ここに?



要は、はっ!と椿に気づいて、目を下に視線をむけ、悲しい顔をしていた。



〈椿〉おい、どういう事だよ、! ここで倒れてる人は?今日、なぜ来なかった?襲われたのか?何があったんだ?心配してんだぞ!おい!要!何か言ってくれ、答えてくれ、どういう事なんだ?大丈夫なのか?



椿は、焦っていた。こんな状況になったのは初めてだったからどうしたらいいのかわからなかった。


だから、椿は、要に何回も一方的に質問攻めをした。



〈要〉くっ! ほっといてくれ......



要はそういうと、その場から、走って公園を出た。


今日は風が強かった。要は風を切るかのように、急いでその場を駆けていった。椿は止めることもできず、気づいたらもう要は消えたいた。



〈椿〉おい!ま....... くそ、どうなってんだ?



椿は、要がいなるなる瞬間、不安が押し寄せた。


椿は思った、何かできないのかな?って。そう考え家に帰り、あした放課後集まるようにとメンバーにメールをした。



***************************



             ◇◇◇



椿は話を戻し、またみんなに相談した。



〈椿〉これで全部だ



〈一星〉なるほどな、あの後会ってたんだな



〈スカイラー〉で?どうしろと?



〈道久〉でも、なにができるんだ?ぼくたちでどうにかなるものなのか?



〈椿〉わからない。けど、あいつ救ってやりたいんだ。今、要はまたあの時みたいに真っ暗な明かりもない暗い部屋に閉じ籠る気がして、おれ、怖いんだ


でも、おれには力がなくて。だから、みんなの力を借りたい!



この話をきいて、一星、スカイラー倖奈、道久は、キョトンとしていた。そして、3人は、お互いの顔を見合せてから3人とも椿のほうを向いて叫んだ。



〈一星・スカイラー・道久〉当たり前だ!!!困ってんなら助けんのが、本当の友達だ!



〈椿〉おまえら、ありがとうな!一緒に要を助けようぜ!


一星たちも要が心配で大切な仲間だから、力になりたいと思っていたようだ。


〈一星〉でも、どうするんだ?話を聞くと明らかに喧嘩っぽいな。あいつケガしてなかった?



〈椿〉わかんねぇ、ちょっと暗かったし、よく見えなかった。数人が横たわってたのはみた。

それに、あいつ、走っておれから逃げるとき、泣いてたんだ。多分おれに話しかけられてすっごい、不安と色んな感情が込み上げてきてたんだ



〈椿〉要は、たしかに、頭悪いしバカだけど、すごいおれたちに気を使ってて、優しくて、時には強く生きてて、いつも明るい。そんな要だから、迷惑もかけたくないっておもったんじゃないか?だから、誰にも言えずに、一人で公園に行ったんだ



〈一同〉よっしゃ!なら、もう助けるしかないだろ!



〈椿〉みんな......でも、どうすれば......



〈スカイラー〉もう!落ち込まないの!部長でしょ?私たちの大将なんだから!引っ張らないと誰が引っ張るの?あなたでしょ?策ならあるわ。それはここにいる全員考えてることよ。あなたも



〈一星・道久〉うん、うん!



スカイラーは悄気そうになっていた椿に怒鳴った。


おかげで、やるべきことがわかった。



〈椿〉わかった、じゃあ!いくか!要のところへ!今日、学校来てないから!多分家だ!



〈一星・スカイラー・道久〉おう!



椿たちは、要を助けるため、闇を明るく照らしたい!そんな思いで、勢いよく4人は部室を抜け、椿たちは全速力で、走った!要のところへ、向かった。



〈椿〉よしっ!要!待ってろよ!今、行くからな!



椿は、そんなことを言いつつ、走っていた。


必ず助けてやる!そんなことを想いを胸にしまい、向かった。



椿たちは、夢中で要のところまで、走った。


要の家につくと、椿はピンポーンとベルを鳴らした。こんなときにベルは陽気な音を発した。


中から親が出た。話をきくと、今日は帰って来てないそうだ。


〈椿〉わかりました、ありがとうございます



〈椿〉くそ!あいつどこにいるんだ!!もしかして! 



〈一星〉なにか、わかったのか? 



〈椿〉ああ、多分あそこだ!いくぞ!



そういうと、椿たちはあの場所へと向かった。



椿と一星の家の近くにある二つの道がある塀を抜け昨日の道を椿たちは走っていた。



〈椿・一星・道久・スカイラー〉はあ、はあ......ついた



〈一星〉はあはあ、本当にここか?



〈スカイラー〉みて!いたわ!



椿たちは公園につき、要を見つけると、そこに近づいた。


すると、要は別の男たちと喧嘩していた。


椿たちは、要たちの間に入って止めようとした。


〈椿〉まて!要!



〈要〉なっ!お前らなんでここに? 



と、この瞬間だけ、喧嘩が止まった。



〈ヤンキー1〉なんだ?お前ら?お前らもボコボコにするぞ!?



〈要〉あ?うるせぇな、雑魚が吠えるなや


と、要はヤンキー1を睨んだ。



〈要〉おい!お前らはよにげろや!



〈椿〉やだね! 



と、言いつつ、おれは足をガクガクさせていた。



〈要〉は?あほか?さっさといけ!ブルッとるやんけ!



〈椿〉やだね!絶対にげないぞ!怖いけどな!



〈要〉おい!お前らもなんか言えよ、こいつつれて遠くにどっかいけ!あたしに関わるな!



要は椿以外のメンバーに声をかけるが、一つも動かなかった。



〈要〉ちっ!お前らなっ~!あいつにそそのかされやがって



〈一星〉おれたちは、どこも行かんよ、お前を迎えに来たんだからな。ここまできてめそめそ逃げられるかよ



〈スカイラー・道久〉うん!



〈要〉っ!はあ~ 本当にあほやな!



と、そこにヤンキー2が殴りかかってきた。



〈ヤンキー2〉おい!よそ見するなよ!



要は簡単に避け、ヤンキー2を殴り飛ばした。



〈ヤンキー3〉なに??なんてやつだ、このアマァ!?



〈要〉さっさとこい



要はヤンキーたちに挑発した。よほど勝つ自信があるみたいだ。



そこに、ある男が出てきた。



〈緒方〉よう、久しぶりじゃあねえか?フッフフフッ

要さんよぉ!?



〈要〉っ! お前は...... ん? 誰やっけ??



〈緒方〉あああん!?!?てめえ!覚えてねえのか!?バカか?この緒方弘人を!



椿たちは、ガクっく肩がおちた。



〈椿〉いやいや!誰やっけはないだろ!?



椿は思わず、突っ込んでしまった。



〈要〉しらん!何人と喧嘩してんと思ってんの?いちいち覚えてないわ



と、要は耳をほじりながら答えた。



〈緒方〉ッ~~!!!?なめやがって!殺してやる!あの恨みごと、お前を消してやる!



〈椿〉なあ、おまえなんでそこまで要に恨んでんだ?



〈緒方〉あ? なんでだと?こいつをしらないのか?

こいつは伝説のピンクヘッド・エクゼキューターつってな、ピンク髪した処刑人。次々と処刑するかのようにあらゆる武器をつかって倒してった最強の処刑人さ。そして、その昔おれはこいつとおな中だった。

挑んだら、この様だ



〈緒方〉ていうか、お前らこそなんなんだよ



〈椿〉おれらか?おれらは草ww破滅部だ!要はおれたちの仲間だ!



と、椿たちはウルトラマンの変身の時のようなポーズをとった。



〈要〉ださ



と、言うと緒方は笑った。


〈緒方〉ハハハ!!なんだ!それ?だせえな!?ふはは!てか草ww破滅部とか、ありえんわ!ゴミクズみたいな部活だな!入るならもっとましなとこいけよ!

てか、あの伝説のヤンキー様が、部活やってるとはな!あほか!ハハハ!!!!



と、椿たちや部活の事をけなしながら、昔、要にやられた歯を見せた。



椿たちは衝撃的だった。


要がヤンキーだとは知ってたけど、まさか昔伝説のヤンキーだったとは。だが、椿はそんなの関係ない。


こいつは椿、おれたちの友達だ。


そんな事を思ってるうちに要はなにかにイラっときたのか、緒方をぶん殴った。渾身の力で殴った。


すると、要の拳は緒方の顔にクリーンヒット!ホームラン!おれや他のメンバーは驚いて口を開けて、そいつが飛んでいくのを見守っていた。


それに嫌な音も聴こえた。おそらくまたどっかの歯が砕けたようだ。


要はソフトボールやってたら、ピンチヒッターとして、何本もホームランを為し遂げるだろうなと思わせるような素晴らしいパンチだった。



〈要〉ふぅー、終わった



と、そこに警察が。



〈警官A〉お前ら!なにしてるんだ!こっちにこい!



〈椿〉やべ!おい!逃げるぞ!



と、椿たちは警官から逃げた。



すると、要だけ動かなかった。



〈要〉あたしはいい



〈椿〉いいから!こい!



と、無理やり要の手を引っ張りその場から逃亡した。



椿、一星、スカイラー、道久、要の5人は学校近くの川の橋の下に隠れていた。



〈椿〉ハアハアハアハア、まって、もうむり



〈要〉ハアハア...もう息切れとるやん。あ、お前たしかこの前、体力に自信あるとかいってなかったか?



〈一星・スカイラー・道久〉ほんとに、それな!



〈スカイラー〉普通、あそこでこけませんわ



椿は走ってるとき、公園を抜けあの塀のところで一回転んだ。すぐに立ち上がったから、捕まらずよかった。



〈要〉じゃあ、あたし行くから。もう関わらないで



〈椿〉まて!そんなこと言うなよ



〈要〉ちっ!なんだよ!構うなよ!あたしはこういう弱い人間だ!



〈椿〉そんなことないさ、お前は強い人間じゃないか。信じてる、要はおれらの仲間だからな



〈要〉もういいて!強くなんかない!あの時もすぐ逃げて、おまえに助けてもらって、、、それが嫌だった。こんな自分が嫌だった!



〈一星〉要.......



〈椿〉じゃあ!また助けてやる!いったろ?友達っていうのは、おれらの信頼だ。だから、裏切られても信用できる。だろ?



〈要〉っ!なにそれ、ばかじゃないの?あたしはもうあんたらなんかどうも思ってない!部活も意味ない!



〈椿〉じゃあ、なんで、あの緒方ってやつに部活や俺らをバカにされて、怒ったんだ?


〈椿〉なんで、昨日、泣いてたんだ?

なんで、俺らに逃げろって言ったんだ?

おれらに迷惑かけたくねえって思ったんじゃないか?

おまえは俺らも部活のこともそんなちんけな繋がりじゃねえ!って事を知ってるからだろ!

ふざけんな!自分に嘘つくなよ!俺らがいるだろ!おれでも、こいつらでも相談一つぐらいしろよ!

こっちはどれだけ不安で辛いか、お前が一番しってんだろ!要も一緒だろ?辛かったんだろ?迷惑かかるから、相談なんてできない、危ないことはさせたくない、なら自分で解決する。そう思ったんだよな?



〈要〉っ!!! 



要は椿の言葉に下を向き、拳をぎゅっと締めた。今でも泣きそうな顔してた。



〈椿〉なあ、もう一度、おれたちを信じて見る気はないか?おれたちは大歓迎だぜ?

いいか、要は一人なんかじゃないぞ?おれや一星や兵藤や倖奈も先生だって!仲間なんだぞ!もっと信じてみてもいいかもよ?

大丈夫!あと一歩じゃないか!要のその暗くて辛い扉から一歩、歩いて開けてみろ、おれたちが要るよ。助けるよ。この手でお前を引っ張り出してやるから。

安心して、開けてみろよ、少しずつでもいいからさ


と、椿は手のひらで軽く叩いた。



〈スカイラー〉うん、そうですわ。安心しな



〈道久〉うん!もう大丈夫



〈一星〉ああ!そうだな!もう少しだ!信用してみろ!



〈要〉みんな......ありがとう。あたし、怖くて、誰も傷つけたくなくて、言えなくて。本当は助けてって何度も心ではいってるのに......

あいつら...なにするかわからないし、怖かったんよ......迷惑かけたくない、心配させたくなかっただけなのに......



要は泣き崩れてしまった。椿たちの想いが要の心の暗い扉を開けたようだ。



すると、なぜか椿は泣いていた。


なぜだろう?安心したからか?要が戻ってきたからか?わからない。いろんな想いの感情が一変入ってきて涙として、零れ落ちてきたようだ。



〈要〉なんで、おまえが泣いてん?あほちゃうか?



と、要は涙を拭きながら、笑っていた。いつものように。その泣き顔は処刑人などといった恐ろしい名よりも、天使のような落ち着くような辛さと悲しみを和らげるような、そんな泣き顔をしていた。



〈椿〉う、うるせー!



椿は、さっと顔をそっぽ向いて、涙を拭った。



〈要〉でも、ありがとうな



〈椿〉おう



一星、スカイラー、道久は安心したような顔をして二人をみていた。



〈椿〉よし!帰るぞ!あの夕日に向かって!走ってるぞ!



〈要〉やだ...もう走りたくない



〈椿〉なに!? なんだと!?



〈要〉てか!お前のいうことさぶいわ!とっととかえるよ!?



と、椿に言った。おれは悄気ていた。



一星たちはそんな二人をみて、笑っていた。



椿たちはあの夕日とともに、帰った。


このことは一生忘れないだろう。


これからも、椿たち、要も強く進むだろう。




・ 4日目 後回し1 



日付き:3月1日 日曜日 スカイラー倖奈



草ww破滅部・部室にて



〈椿〉もう、3月だな。いや、ほんと、先月は色々あったな



〈スカイラー〉ですわね。さっ!始めましょう!今日は、わたくし、畠スカイラー倖奈が、このわたくしが、あなたたちに指示を送ってあげましょう!ハーハハハ!!



〈要〉いいから、はよ、進行しろよ



要は、あの一件からさらに、積極的になった。



〈スカイラー〉では!草ww破滅作戦会議をするわ!

まず、わたくしからいきますわ。

コンビニトイレアリアリ作戦!



〈一同〉は????



〈要〉なんじゃそら?もっと詳しく



〈スカイラー〉いいでしょう。あれは、あのコンビニで事件は起きたわ



と、スカイラーはコンビニアリアリ作戦の発端となった、話をし始めた。



〈スカイラー〉そう。あれは、学校の帰り道。アイスが食べたくて、コンビニに。コンビニに入ったのはいいいけど、お腹が痛くなったわ。トイレに行こうとしたけど、なんと!トイレがなかったわ!だから!わたくしは、わたくしは、叫んだ!なんで!無いのぉ草!と。そして、違うコンビニいったけど、そこもなく、

そして、違うコンビニに。ありましたわ。もう感動ものよ。やった!wwって。トイレに入ってほっとしてため息ついた途端思ったわ。はっ!わたくし!今、草wwを使ってしまっている!と。衝撃だったわ。

という話よ。よりいっそう草wwの恐ろしさに気付いたわ。だから、もっとコンビニにトイレを有りにすればいいのに!って!



スカイラーは目に炎を宿らせ、ガッツポーズをした。


すごい気迫だ。よほど以前になにかあったのだろう。



〈一同〉へー、そうなんだ



〈スカイラー〉え?ちょっと、なに、その反応?わたくしが珍しく燃えたいるのよ



〈一星〉ははは!それは面白い!やろうぜ!



〈椿〉はい、意義あり



〈スカイラー〉どうぞ



〈椿〉どうやって、トイレ増やすの?



〈スカイラー〉え? それは........



〈椿〉まさか、衝動的に思ったんじゃないだろうな?



〈道久〉え?まじで?



〈スカイラー〉い、いえ!そんなことはないわ。あ!そう、権力よ!権力よ!父上の!



〈椿〉いやいや、そこはせめて、権力よ!で止めろよ



スカイラーは明らかに動揺していた。



〈椿〉いや、そんな動揺されても



〈スカイラー〉そんなんじゃないわ!わたくしは悔しいの!この草ww破滅部部長として、草wwを使ってしまったことに!



〈椿〉いやいや!いつから部長になったんだよ!おれが部長だって!



椿はスカイラーの部長宣言に戸惑い、首を振って、指摘し、ツッコミをいれた。



〈スカイラー〉ぶ~ぶー!良いじゃん細かいところは、一度部長やってみたかったんだもん



と、口をつぼめて、言った。



〈道久・一星・要〉おお!いいね!順番でやろう!



〈要〉私が部長やる!



と、要、椿の頭を抑え、乗り出してきた。



〈椿〉いや、ちょっ......



椿はつき飛ばされた。そこにはスカイラーの愛犬・オリビアがいた。



〈オリビア〉ワンッ!



と、吠えた。



椿は思った。まさか、オリビアも部長に?


今の良い吠え方は?



机の上では、すでに、誰が部長になるか決めようとしていた。



〈椿〉まて!この話は次に回そう!今日はもう帰ろう!トイレの話も明日!じゃあね!



と、ちょっと怖くなったおれは、帰る宣言。



椿は、話を後回しにして、家に帰った。



各々メンバーも帰っていった。




・ 5日目 後回し2


日付:3月2日 月曜日 担当 スカイラー倖奈



前回までは、スカイラーの提案、コンビニトイレアリアリ作戦を話すが、曖昧な結果になってしまった。さらに、どういうわけか、部長・椿以外のメンバーは部長の座を巡って論破し始めた!


         ◇◇◇


草ww破滅部部室にて



椿たちは、机のお菓子を囲んで昨日の続きの話をしていた。



〈椿〉今日どうすんだよ?スカイラーくん(怒)?



〈スカイラー〉部長、今日機嫌悪いわね?ふふふ



〈要〉スカイラーくんって......



〈椿〉スカイラーくん、早く初めてくれるかな?



〈スカイラー〉え!?今日あたくしが担当ですのぉ?



〈椿〉だって、この前の件終わってないし



〈スカイラー〉そ、そうね、では!改めて、コンビニトイレアリアリ作戦、しようじゃないの!?



〈椿〉思ったんだがね。もう、権利で買えば?それか、いっそうコンビニトイレ全部壊せば?

そうすれば、近くにトイレルーム的なものが作れるだろ?



〈国分先生〉それはだめだ



いつのまにか先生がいた。お菓子を食べながらパイプ椅子に座っていた。国分先生はこの草ww破滅部の女性の顧問だ。いつもやる気がなく目にクマをつけている。いつも地味な格好している。



〈一同〉え?へ!!?なんで先生が?ていうか、いつの間に?



〈国分先生〉そりゃくるでしょ、ここの顧問なんだもん



〈スカイラー〉それより、さっきだめっていったけど、なぜですか?



〈国分先生〉どうもこうもないよ。なんでトイレないと思う?



〈椿〉トイレの排水口の中に拳銃を隠すやつがおるから



〈スカイラー〉レ○プ?



〈一星〉決闘するやつがいる!



〈道久〉自我崩壊



〈要〉紐でまどから脱出



〈国分先生〉あほか! どこに拳銃隠してんだよ!そもそも日本、拳銃持てねえよ!

レ○プとか!お嬢様がいうなよ!!

どこで決闘してんだよ!狭いだろうが!

おい!そこで自我崩壊するな!戻ってこい!

なんで、紐、隠し持ってんだよ!窓からはむりどろ!自分の体格考えろよ!あーくそ!どいつもバカだな!



と、先生はツッコみ、机をバンッ!と強く叩いた。



〈一星〉おお!先生、いいツッコミですね!



〈椿〉おいおい、先生が生徒にバカとか....



〈スカイラー〉渾身のボケが......



〈要〉え?今の渾身のボケだったんだ......



〈道久〉静かに自我崩壊させてくれよ!



〈国分先生〉うるさい! はあ、頭痛いわ。あのね、そもそも、なんでトイレが消えたかというと、スマホの長いじりでの他のお客様からのクレームや迷惑、水の出しっぱなし、落書き、タバコ捨て、トイレットペーパーのコスト削減、防犯上、あらゆる面で従業員が対処仕切れなくなったのよ!だからコンビニから、トイレが無くなりつつあるのよ!



先生は椿たちの頭悪さに呆れていたが、椿たちのアホな術中から脱け出し、理由を話して、指をビシッ!と指を指した。



〈椿〉うわ!ひでえ! そんなやつがいたとは、草wwを破滅するとに、一緒破滅させてやる!



椿は、悔しげに言った。



〈要〉おいおい、そんな怖いこというなや、よしよし



そう言うと、要は椿の頭を撫でた。



〈スカイラー〉なるほど、そうだったのですね。わたくし、悪いことをしてしまいました



〈一星〉ははは!お前が謝ることではないだろ!



〈国分先生〉そういうことだ。だからあまりコンビニのトイレで悩ませるな。あいつらも悪気があって消しているわけではない



〈スカイラー〉わかりましたわ



と、スカイラーは国分先生のいうことを聴いて頷いた。



〈道久〉おれの、自我崩壊!が!



〈一同〉まだ、そこか、このサイコパス残念イケメン男



国分先生はこれを見て、微笑んで観ていた。



・ 6日目 鏡作戦!開始編


       

日付:3月3日 火曜日 担当 兵藤 道久



草ww破滅部・部室にて



〈道久〉今日は、僕が担当ですね。特とごらんに見せましょう!



〈椿〉おっ!今日は珍しく気合いが入ってるね



〈一星〉ははは!そうだな!



〈要〉なにか、あったのか?あのアホ(スカイラー)みたいに



〈スカイラー〉それ、わたくしの事?



〈要〉ん?誰もスカイラーくんとは言ってないけど?



〈スカイラー〉憎たらしいわね



〈椿〉おいおい、そこ喧嘩するな



〈椿〉それで?どんな提案だ?



〈道久〉ふふふ、鏡作戦!



〈要〉鏡作戦?



〈道久〉そう。僕は気づいたんです。人は夜、鏡の自分を見ると驚いて、うわ!びっくりしたww、となることを!だから、夜になったら鏡をテープか何かで、見えなくして、草wwを言えない状況をつくる!



〈一星〉おー、面白そうだ!



〈椿〉おお!たしかに!



〈スカイラー〉ふん!いい考えね



〈要〉せやな、おもろいな



〈国分先生〉(( いや、こいつらアホだろ ))



国分先生は、こころの中で思った。



〈椿〉さっき兵藤がいったテープとかやってみるか?



〈スカイラー〉そうね、じゃあ、みんなで考えたものを今日、夜実践ってことで!



〈一星〉おお!いいね!



〈要〉じゃあ、それで



〈道久〉ぼくは、断然テープですね



〈椿〉じゃあ、風呂敷かなんかでかくしてみる



〈スカイラー〉落書きしてみる



〈一星〉んー、じゃあそこに剣道の道具をおいてみよう!



〈要〉そやな、ひっくり返すか



〈道久〉決まりですね!では、また明日!



〈一同〉おう!



こうして、鏡作戦の幕をあけた。


椿たちの作戦はうまくいくのだろうか。


今夜、メンバーは作戦を実行してみた。


          ◇◇◇


夜、守田家にて



椿の部屋の前の階段で、誰かが慌ただしく階段を上がってきた。


そして、その女性は椿の部屋に入ってくる。


〈蓮〉お兄ちゃん!鏡、どういうこと?


椿の妹、蓮が椿の部屋に入ってきた。なぜか怒っている。椿は、ベッドに寝転がって、漫画を読んでいた。


〈椿〉ん?どうしたんだ?蓮?


〈蓮〉どうしたじゃない!鏡どういうこと?なにてくれてんの?アホなの?バカなの?風呂敷とボンドで着けたら、見えないでしょ!!どうすんの?てか突然なにしてんの!あほなの!?



蓮は鏡の件で怒っていた。



〈椿〉いや、あの......これには深い訳が.......



〈蓮〉そんなのどうでもいい!早く直してきて!取ってきて!



〈椿〉いや、部活で、どうしたら、いいのか考えたら、鏡を見えなくするっていう提案で......



〈蓮〉ばかなの!?今すぐ、綺麗に取ってきて!はやく!



〈椿〉いや、でも、作戦が......



〈蓮〉うるさい!しねえ!えいっ!



〈椿〉ぐふっ!いててて



〈蓮〉いいから、さっさといけ!バカ兄!



蓮は、椿の頭を平手打ちして、叩いた。



〈椿〉は、はい。わかりました



椿は蓮の怒りに押され、鏡についた、風呂敷とボンドを取ることになった。


綺麗に取れるまで、終われなかった。


椿の作戦は失敗してしまった。


一方、ほかのメンバーも今夜、作戦を実行していた。


道久も今夜鏡作戦を開始していた。



           ◇◇◇


夜、兵藤の家にて



夜、兵藤道久は、鏡の作戦を実践し終わり、自分の部屋で勉強していた。



そこにお母さん、お父さんが入ってきた。



〈あずさ〉みっちゃん、ちょっと来て



お母さん・あずさに呼ばれ、道久は返事をした。



〈道久〉なに?母さん?今勉強中だよ



〈広機〉すぐ終わるから......だが、覚悟はしておけよ色んな意味で



〈道久〉なんの話?覚悟?わかったよ



3人は階段を降りて、洗面所に向かうことになった。


洗面所につくと、颯爽と鏡の話しに。



〈あずさ〉この鏡は、一体?ガムテープで巻いてあるけど?割れた?



〈道久〉え?いや、部活の活動で、鏡を見えなくするっていう話になって、やったよ



〈広機〉そっかー



〈道久〉草ww破滅には効果があると思ってね。夜驚いてwwとか使われると困るから



〈あずさ〉なるほど、頭いいわね......



お母さんとお父さんは鏡をみて笑っていた。道久も一緒に笑った。



すると、お母さんが無言で手をだした。



〈道久〉ん???? この手は?なに?



〈あずさ〉なにって?4000円になります!



〈道久〉え?



〈あずさ〉この鏡4000円するのよねー、ほらはやく。それにこの様子じゃあ新しく買ったほうが早いわね。それにちょっとここだけヒビ入ってるんですけど?というわけで1万円で


まさかの罰金が発生した。お父さんの言っていた覚悟しろとはこのことだったのか。


それにまさかガムテープを巻いてる間に左下のところに少しヒビが入っていたようだ。


〈広機〉そうだな



〈道久〉あ、いやそんなお金、は、いまはない......ていうか!最初の金額より多くなってない!?



〈あずさ〉あら、そう?ならこうするしかないわね



お母さんの顔はまるで鬼のようだった。


相当怒っていたようだ。


道久はこのあとものすごく頑張って家事の手伝いをしたという。


スカイラーのほうはどうなったのか。



           ◇◇◇


畠家豪邸にて



キラキラと光る螺旋階段を三階に上がったところに、スカイラー倖奈の部屋がある。



スカイラーは、ちょうどお風呂に入っていた。


鏡を水性ペンで落書きをいたるところにいっぱい書いた。


 スカイラーの家は金持ち。落書きごときでおこる人?は、いるのだろうか?



スカイラーは洗面所の鏡とお風呂の鏡に落書きをした。そして、お風呂をでた。


 スカイラーは身体がほそく、お尻も小ぶりで胸は小さい。おそらくBカップだろう。


スカイラーの身体はすこやかなシャープな裸体、身体つきだ。



〈スカイラー〉さあ、でましょう



スカイラーはお風呂をでて、服をきた、白色のゆったりした柔らかい素材の服だ。


髪を一つにまとめて、ゴムで縛って、階段を上がり、部屋に入ろうとすると、母・シドーニアが話しかけた。



〈シドーニア〉倖奈、まって、さっきみたんだけど、鏡に落書きしてなかった?



〈スカイラー〉え?もう気づいたの? そうよ、部活の一環よ、活動よ



スカイラーは部活の出来事をはなした。



〈シドーニア〉なんだ!そうだったんだね!わかったわ!いくつほしい?鏡かってあげるわ、思う存分落書きしなさい!



〈スカイラー〉ありがとう、ママ、でももうあれだけで大丈夫よ



〈シドーニア〉そーですか!では、また新しい鏡買わないとね



〈スカイラー〉ごめんね、そう言えば、パパは?



〈シドーニア〉今日はまだ仕事よ



〈スカイラー〉そう、じゃあ寝るね、お休みなさい



〈シドーニア〉お休みなさい チュッ!



 シドーニアはスカイラーのほっぺにキスをした。


シドーニアは挨拶をすると、階段を降りていった。


 スカイラーは自分の部屋に入り、ベッドに入った。


数分後、猫のような可愛い顔で寝ていた。


一方、要も夜あの作戦を行っていた。


           

           ◇◇◇


出前家にて



要は鏡をひっくり返した。そして、寒かったので、こたつに入った。


すると、父・睦(まこと)が、要を読んだ。



〈睦〉よ、ようちゃん、ちょっと来てくれる?



〈要〉なん?おとう?


と、要は父のほうへ向かう。それは鏡をひっくり返したところだった。



〈睦〉よ、ようちゃん?これは?



〈要〉あー、実は......



要は、部活の出来事を話した。



〈睦〉へー、面白そうやね



と、父は面白そうと要にいった。



〈要〉まあ、それで、ひっくり返したんやけど、どう?



〈睦〉どうって言われても、またひっくり返えばなおるしな~ これは、ちょっとないな



〈要〉ですよねぇ~



お父さんはしばらくどう答えるか考えていた。次の瞬間、お父さんは、要に微妙な笑顔で、要に向けてグッドをした。



要はその姿を見て、何故か虚しくなった。


あんな、おかしな笑顔を未だにかつて見たことないと。


要はもうやらないと誓った。


その頃、一星もやってみていた。



           ◇◇◇


一星の家・丸目道場にて



一星は、道場で竹刀を振っていた。いい感じに汗もかいていた。もうすぐ、春の大会がある。



〈一星〉そろそろ、やめるか。やり過ぎは負担が大きい、もうすぐ大会もあるし、部活の活動しないと



そういうと、一星は道場から抜けて、家のお風呂場に向かった。その前にごはんを食べてお風呂に向かった。



一星はお風呂場に着くと、さっそく鏡の前に剣道の防具や道具をおいて見えにくくした。


しかも、さっきまで使っていたものを。


これは効果絶大そうだ。



 一星はお風呂からあがると、道具の方を向いてみた。


すると、一星がおもったのは、邪魔だ。と、思ってしまった。それに、臭いし。



〈一星〉いや、邪魔だし、臭いな


〈一星〉やめるか、明日も、早いし



一星はそういうと、道具を洗った。


そして、部屋にいき、電気を切って、寝た。


練習の疲れかすぐ寝てしまった。



一星の実践はあっけなく終わった。


メンバーたちは実践をしたのだが、あっけなく終わってしまった。


そして、あと一人この鏡作戦をやった人物がいた。それは、顧問の国分先生だ。少し気になってやってしまったようだ。だけど、この作戦をやったことによって国分先生自身に最悪なことが起きてしまった。


            ◇◇◇


国分先生・東丹荘アパート202号室に住んでいる。


夜の出来事だった。


 国分先生は、部室であんなことを思ったのだが、実は面白そうなんて、思っちゃったりして、先生も家でやっていた。



国分先生は、鏡のガラスを爪で引っ掻くという。



〈国分先生〉よし、やってみるか


と、国分先生は爪でガラスを傷つけた。


すると、あの嫌な音かでた。キィィィというあの、ドスグロイ音、気持ち悪い音がでた。


国分先生は、しばらくやっていると、急に気持ち悪くなり、はいてしまった。


〈国分先生〉おぇぇぇ~~、や、ばい......



と、終わると、爪を見た、そしたら、爪が欠けていた。



先生は悲鳴をあげた。どうやら爪を引っ掻き、気持ち悪くなり、はいた瞬間に指がグキッとなり、ついでに最悪なことに爪をが欠けた。



〈国分先生〉ぎぃやああああっああああ~~~!!!!!!!!!!!!!!!!??



 国分先生はこれにより指を負傷した。そして、次の日絆創膏をして学校に出勤した。


国分先生は、二度とこんなことするかよ!と誓ったという。


メンバーと国分先生は今夜、鏡作戦を行った。


そして、また明日が始まる。放課後集まった人たちはどこか元気がなかった。一星を除いて。




・ 7日目 鏡作戦!解決編


次の日、放課後にみんなは部室に集まった。今日の担当は昨日に続き、道久が担当だ。


草ww破滅部部室にて



日付:3月4日 水曜日 担当 兵藤 道久


メンバーたちは昨日の成果を聴くことにした。


〈道久〉さて、昨日の成果をきこうじゃないか



〈一同〉うぃーす



〈道久〉なんか、みんな覇気ないね



〈椿〉まあな



〈道久〉なんか結果はみえたような?



〈道久〉では、部長から



〈椿〉えー、話すの? えーと、鏡に風呂敷とボンドでくっつけたら妹に激怒され、叩かれ、最終的に元にもどせ、と言われ、失敗した



〈道久〉うわ、さすが、妹さんですね。じゃあ次は一星



〈一星〉おれか!おれはな!剣道の道具おいたが、邪魔で臭いから、自分で片付けた!はははは!!



〈道久〉それって、どうだろうか? 一星が一番元気やね。次は要さんで



〈要〉あー、あたしか、いたって普通やったよ。ただ、もうやりたくないな。あんなおとんのあんな笑顔はみたくはないな



〈国分先生〉(( なにが、あったんだよ!? ))


先生はこころの中でつっこんだ。



〈道久〉なにが、あったんだよ!!



〈道久〉あ、じゃあ次、スカイラーさんで



〈スカイラー〉あ、わたくしですわね。そうね、応援されましたわ。でももうやりたくないわね



〈道久〉え?応援?なんで?こわ



〈椿〉そういう、おまえはどうなんだよ



〈道久〉ん?僕か?僕はね、褒められた!



〈一同〉え?



〈道久〉いやー、テープでやったら、褒められた!頭がいいって



道久は昨日の事を言わなかった。おそらく見栄をはったのだろう。道久はすこし苦笑いしていた。


みんなは思った、この提案はやめとけばよかったと。


なに一つ解決しなかったという。


これにて、鏡作戦、終了なり。




・ 8日目 生徒会


谷武高校にも、他の高校と一緒で生徒会がある。


選ばれたのは、このメンバーだ。


1年生にして副会長、そして、誰も選ばれ無かった会計に選ばれ、学年優秀、真面目で器用、副会長&会計、二神牡丹。



生徒会が面白そうと理由で入った書記、普通にイケメン1年生、坂尾優翔。



庶務のじみなメガネっこで清楚系でカワイイ2年生、峰村芽果。



そして、我ら生徒会会長であり、こちらも優秀で頭がよく、よく頭が切れる。人間離れした頭脳と身体能力。2年生。そして、この学校理事長の息子、草ww破滅部の道久の実の兄・柄本篤実。



この4人が学校を任された、風紀のエキスパートたちだ。



放課後・生徒会室にて



一番奥にある大きな机に豪華な椅子。


そこには、生徒会長・柄本篤実が座っていた。


だが、窓の方をずっと、見ている。なにかを見ているようだ。ぼーとしていた。



その姿を、庶務の峰村芽果が見ていた。



〈芽果〉あの、会長?なにを見てますか?



だが、会長から返事がない。


心配になった峰村は、席から立ち上がり、会長のほうへ向かう。


すると、会長はある人物を見ていた。見ていたのは、草ww破滅部の帰宅途中の姿だった。だが、見ているのは、道久を見ていた。


なぜか、わからないが、道久を中心にみて黄昏ていた。



〈芽果〉あの?会長?大丈夫ですか?



すると、会長は自我を取り戻し、話した。



〈柄本〉ん、あ、ああ、大丈夫だ。もう遅いから、帰るか?



〈芽果〉え?あ、はい お疲れ様でした



〈柄本〉おう、お疲れさん



そういうと、会長は帰っていった。


峰村はなぜ、草ww破滅部を見ていたのか、なぜ、道久を見ていたのか、気になっていた。


だが、聞けずじまいみたいだ。


あんなに自我を忘れるほどなので、よほどのことがあるのだろう。そう、峰村は思った。そして、峰村も帰えって行った。


            ◇◇◇


次の日、昼休み・生徒会室



二神はガラガラっと扉を開けた。



すると、ズカズカと椅子に座った。二神は1年生にして副会長&会計係で、優秀な生徒だ。


だが、今日はなぜか怒っていた。



〈芽果〉二神くん、今日なんかあったの?どうしたの?



〈二神〉怒ってない!!です



〈芽果〉え、、えーと 坂尾くん助けて



〈坂尾〉え?え?いや、無理ですよ、朝から、こんな感じなんですから



〈会長〉はっははは!どうしたんだ?二神牡丹



〈二神〉なんで、フルネームなんですか!?会長!



〈会長〉え? 今日、どうしたの?そんな激しいツッコミ初めてだ



〈二神〉いや、昨日ですね、服を洗濯をしたんです



二神は自分がなぜイライラしてるのかを話始めた。



〈二神〉そして、乾燥機をかけて!今日、朝、洗濯機の扉をあけて、服を持ったんです。そしたら、なにやら白い紙のようなものが。なんと、ぽっけに紙をいれたまま、洗ったんです!


もう、取るのも一苦労、それに集中し過ぎて、授業にもギリギリ!くっそ!



〈一同〉ああ、なるほど(自業自得だな)



〈会長〉まあ、そんなこともあるよな。もう機嫌直せよ



〈二神〉わかりました。ぐちぐちしてても、もっとイライラするだけですし



〈芽果〉そうですわ、あ、今日おばあさまからお菓子を頂きました。クッキーのようです。いかがですか?



〈二神〉おお!クッキーですか!?ぼくクッキーすきなんです!頂きます!



〈芽果〉どうぞ



二神は今までの怒りを忘れてクッキーを食べ始めた。



〈会長〉やれやれ



あの、優秀な二神牡丹でも、そんな失敗をするのか。とみんなは思った。会長はすこしあきれていた。



その頃、草ww破滅部のほうでは椿がいつもより元気がなく、覇気がなかった。


丁度、放課後終わりだった。


キンコーンカーンコーヒー キンコーンカーンコーン



放課後になり、椿はすぐさま草ww破滅部部室に向かい、ゆっくり歩いた。覇気がないように。


椿は部室につくと、ぐったりと顔伏せて、座った。


なぜか落ち込んでいるようだ。



〈要〉ん?おまえ、どうしたん?今日



部室には早くも要がパッキーをたべながら待っていた。


パッキーとはウエハースみたいなお菓子で4つのチョコがはいったお菓子だ。噛むさいにパキっと音をたてるので、パッキーだそうだ。国民的お菓子だ。



〈椿〉どうもしてねえよ



〈要〉は?めちゃ落ち込んでんやん朝から



〈椿〉実は、昨日な、洗濯機で服を洗ったんだ。で、乾燥機もかけて。今日、朝、洗濯機の扉あけて、服をだしたら、なにやら白いものがついててな。


紙がぽっけに入ってて、そのまま洗ったんだよぉ!!


しかも、とるのに時間かかって遅刻した。



と、椿は泣きべそかいた。



〈要〉はっははは!!あほやん!あ、それで遅刻したんやね!笑えるわ!自業自得やな!



〈椿〉うるせえ!人がこんなに落ち込んでんのに!人の傷をえぐるなよ!



〈要〉ごめんて、パッキーやるから。ん?パッキー、いらんの?



〈椿〉ん、パッキーいる



〈要〉はい



〈椿〉ありがとう......



椿はパッキーを貰うとパキっとパッキーを食べた。



要は思った。こいつかわいいな。そんなこのを要はパッキーを食べてる様子を見て思った。



知ってると思うが椿はバカだが、きっちりしている性格だ。たまに、こんなこともあるだろう。

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草ww破滅部活動日記 Kohr.435円 @katumata

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