いやぁ~ん💛婚約破棄したらダメなのですよ!!

一ノ瀬 彩音

第1話 ダメなのですよ!!

如月楓には婚約相手がおりまして、婚約相手のお名前は葛城満。


如月楓は22歳、葛城満は28歳。


楓より満の方が年上。


楓と満は駅前に来ているのですけれど、さすがに駅前は人通りも多くて

混雑しているので2人は離れないように手を繋いでいるのです。


しかし、人混みが多すぎるのか、2人が手を離すと楓は満と

はぐれてしまうのです。


はぐれた楓は満を探しているのですけれど、人通りが多いので

なかなか見つける事も難しいのです。


そこで楓は人通りが少ない所へ行って落ち着くと満を探し始めるのです。


満を探し始めているとだんだんと人混みが少ない所へ行っているのですが、

その時でした。


満を発見すると楓は駆け寄りながら

「満~! 満~!」と

呼びかけると満は楓に気付いて手を振っているのです。


楓は安心するとホッと胸を撫でおろして

満に

「ごめんね、満」と

言いますと満は

「俺が悪い」と

言ってくるので楓は

「じゃあ、お互い様って事で」と

言うのでした。


そうすると2人は笑っているので本当に仲が良いと言えるのでしょう。


しかし、この時です。


楓は満がどんな事を考えているのかもわかりませんでした。


そして、満は楓に

「こんな事をここで言うのは反則かもしれないが

婚約を破棄させて下さい」と

言いながら満は深く頭を下げてくるので楓は

「いやぁ~ん、婚約を破棄するのはダメなのですよ」と

言いますと満は

「そんな風に言われてもダメなものはダメだ」と

言い放つのでした。


しかし、楓は満に

「いやぁ~ん、いやぁ~ん、いやぁ~ん、ダメなのですよ」と

言いますと満は呆れた顔で

「いやぁ~んって何回言うんだよ、それに婚約を破棄するのは

前々から決めていた」と

言ってくるので楓は

「それでもいやぁ~ん、私困っちゃう」と

言うと満は

「ダメだ、婚約を破棄させてもらう」と

言い放つのでした。


このままでは婚約を破棄されると危機感を持っている楓は

どんな風にして阻止しようかなって考えていると

ある事を思い付くのでした。


楓は満に対してお色気があるポーズをしながら

「いやぁ~ん、婚約を破棄したらダ・メ・よ」と

言いますと満は赤面しながら

「そんな事をしてもダメだ、婚約を破棄する」と

言われると楓は舌打ちするのです。


満は楓に

「本当にすまない、婚約を破棄させてくれ、頼むよ」と

言ってくるので楓は

「はいはい、わかりましたよ」と

言うしかなかった。


致し方がない楓は婚約を破棄されるのを受け入れるのです。


婚約を破棄された楓は満の前から消え去って徒歩で移動していると

自動販売機を発見して自動販売機で飲み物を買うと

その飲み物を飲んだら激マズだった。


その結果、お腹を下してしまってお手洗いに駆け込むも

間に合わずにとんだ災難となるのでした。

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いやぁ~ん💛婚約破棄したらダメなのですよ!! 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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