キャラクター紹介とか裏設定とか その3

 ちょっとした裏話とかキャラクター紹介ラスト。

 今回は冒険者組が中心。



◆アレックス・ミトラ・ヘーリオス(太陽の王子/弓使い)

 今作の王子役。魔獣のイメージが冬(北風)だったので、その対極としてとにかく光(太陽)のイメージを持たせました。

 ただ、この子は恋のライバルである以上に、魔獣にとっての庇護対象にしたかったので、戦い方は後衛職(弓矢)に、そして人懐こい笑顔のショタ男の娘に(爆)!

 ついでにソフィアと合わせて姉ショタ!

 

 童話モチーフ? 北風と太陽は言うまでもなかく、作者の中では外見赤ずきんでした。

 関係ないですけど、なぜか赤ずきんって狩人とか暗殺者のイメージが付きまといますよね。

 

 ただ、いい子過ぎたせいでキャラが薄くなったのが反省点でしょうか?

 やっていることや精神性はザ・主人公なのですが。

 むしろ魔獣より良い主人公してますよね(笑)。

 

 黒騎士が魔獣と同質の存在ならば、この子は対極の存在。

 ほおの傷が治るのは象徴的な意味を持たせようとしてました(持たせられたとは言ってない)。

 

 あと、裏話としては、この子を背中に乗せて湖を凍らせながら駆け抜けるシーンは最初から書きたい場面でした。

 

 ついでに、四人パーティだったのはモン〇ンを意識してのことです(笑)。

 

 さて、今作では弓使いとして登場しましたが、もし魔獣がこの世界に来なければ……復讐に憑りつかれた少年は暗殺者にジョブチェンジしていました。

 

 アレックスIFルート「娼年しょうねん赤ずきんは暗殺者」に乞うご期待!(公開予定不明)




◆グランツ(戦士)

 アレックスのパーティメンバー。大剣を振りまわす。激つよ。

(空に逃げられることが無ければ)飛竜をソロで狩れるぐらいの力量の持ち主です(この世界で飛竜は普通に上位魔獣)。

 

 せっかくファンタジーを書くんなら、でっかい大剣を振りまわさせたいな~って。そんなノリで。

 モ〇ハンの大剣とか、ベルセルクのガ〇ツとか。

 

 あとは、「なろう主人公のその後」を意識したキャラでもあります。

 俺TUEE主人公がハーレムメンバーと(強制)ゴールインして、後進を育ててる……とかそんな感じ。

 その結果が七人の嫁という(笑)。

 

 そんな彼の天然ジゴロ(鈍感系)はいまだ健在。

 本人は引退を考えていますが、能力的にはまだまだ現役。

 しかも伝説級の武器(凍結属性最強)まで手に入れてしまって……さらに引退は遠のきます。

 

 

 受付嬢「グランツさん! 火山のほうで、火竜の目撃情報が……!!」

 グランツ「いや、もう俺は引退するって言ったよな?」

 受付嬢「そんな~(泣)」

 

 ……的な会話がされてるのでしょうか。

 グランツのアフターストーリー「老骨グランツは隠居したい!」に乞うご期待!(公開予定未定)




◆ジーノ・スカッタート(魔術師)

 アレックスのパーティメンバー。

 中折れ式のショットガンと多彩な魔術を使いこなす。

 しかし、保有魔力量は少なく(一般人からすればそれでも十分多いが)魔法大学の中では「無能」とバカにされている(なお、実力を認めている好意的な人間からも「器用貧乏」と評価されている)。

 

 とはいえ実際、彼も研究メインの魔術師(戦闘では一番活躍していましたが)。

 戦場でどうこうするより、工房やアトリエを作ったほうが強いタイプ。

 

 彼もなろう主人公を意識した「世間では評価されない能力ですから……」系のキャラ。

 

 そして主人公の非リアを強調するためだけに、急遽「自称好敵手ライバル枠のツンデレヒロイン」と「自称相棒枠のクーデレヒロイン」が居るという裏設定が生えてきたリア充キャラ。

 

 そして、便利キャラ枠その2。

 物語内で重要情報や考察を語ってくれる役目を担ってもらいました。

 

 そんな彼は物語終了後、貰った魔獣の地と調律薬クリシセラムを研究し、オリジナルの秘薬エリクシルレシピを開発。

 その成果を足掛かりに、薬師くすしの魔女へ弟子入りを願う。

 

 

「ジーノ・スカッタート。君は勘違いしているようだね」


 烏の頭のようなマスクをつけた、奇妙な風貌の魔女は言った。

 

「私は生粋の魔法使いじゃなければ、薬師でもない。私は――医者だ」


 弟子入りを認められたジーノは、“地獄”を目の当たりにする。


「この悪疫の撲滅が、私の生涯の義務なのだよ」


 魔術師だった彼は今までと全く異なる世界、価値観、そして戦場に足を踏み入れたーー!

 

「……殺すのは、もう十分にやった。だから、残された時間は、誰かを救うことに使いたいのさ」

 

 

 ジーノのアフターストーリー「ジーノ・スカッタートと薬師くすしの魔女」に乞うご期待!(公開予定未定)

 

 ……意味深なセリフいっぱい書いてますが、全部ノリですよ?




◆リップ(斥候)

 赤毛のネコミミ、スポーティ美少女。

 アレックスパーティの斥候薬で、自称お姉ちゃん。

 まあ、お姉ちゃんレベルはソフィアに圧倒的敗北なわけですが(メタ的にはアレックスの幼さを引き立てるための台詞だった)。


 役目は索敵して、罠を張って、毒を撒いて……今作では微妙でしたが、普段は大活躍の斥候です。

 

 ぶっちゃけモン〇ンのアイルー枠。

 三人のハンター+ニャンター的な(笑)。

 

 まあ、アレックスと一緒にほぼ新米状態から最高ランクまで駆け上がっているあたり、実際かなり優秀ですけどね。

 

 ちなみにアレックス君に恋愛感情はありません。ただ、自分が直接育てた(?)初めての後輩なので、過保護気味なだけです。

 

 一応ほかの二人みたいになろう主人公に当てはめるなら……なんでしょう?

 王子様に求婚されちゃう系庶民ヒロイン?(悪役令嬢は流石に無理ですしね)

 

 ちなみにソフィアの結婚式後、アレックスの兄であるヘーリオス王国の第一王子に見初められて……。


 リップのアフターストーリー「赤ネコミミのシンデレラ ~ボクはただの護衛だって言ったよね!?~」に乞うご期待!(公開予定未定)

 あ、童話モチーフはシンデレラってことで(タイトルのパロディ元は白雪姫だけど)。




◆騎士(初代黒騎士・ニブルバーグ)

 命を対価に黒い炎を生み出した。

 他の異世界から来た英雄たちとは違い、作中世界出身でありながら英雄の座に上り詰めたガチ英雄。

 

 責任感が強く、異世界から召喚された子供たちからも慕われていました。




東雲しののめアリス

 異世界から召喚された少女。あらゆる存在と言葉を交わすことができるコミュ力特化。

 精霊たちに頼むことで本人は消費魔力なしで大規模魔法を使うことができました。


 とはいえ、エルフたちが使う精霊魔法の上位互換にすぎないので、威力や効果は環境依存。ゆえに、自然が失われた邪神の領域では効果半減。

 それでも人類生存域の防衛戦では無類の強さを発揮しました。


 名前の由来はもちろん「メアリー・スー」です。彼女自身はいい子ですが。

 

 全体的に小さいのがコンプレックス。同級生の男子から“合法ロリ”と陰で呼ばれていてショックを受けたことも(まだ違法なのに)。


 初代ニブルバーグさんが初恋の相手。




◆邪神アリス(女神メアリス・メアリ様)

 東雲しののめアリスを喰って受肉した邪神の一柱。彼女の身体・魂・記憶・感情・能力……その他諸々を引き継いでいる。

 基となった少女の名前からもじって「女神メアリス」「メアリ様」と呼ばれている。

 蟲系の見た目。人間の繁殖行為に興味を持っている。

 

 今はメアリス教国の大聖堂で眠っているらしい。




 今回はここまで。



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