可もなく不可もなく
はまたろう
第1話
なんだか最近地味である。
揺れる電車の車窓から見える、燃えるような夕日を見て
ふっとため息をついた。
なんとも地味でならない灰色の人生。
まさに可もなく不可もなく。明日は休みだし、お酒が飲みたい。
「まもなく山ノ手ー山ノ手です」
「いらっしゃ・・・おー!佐波ちゃん!」
行きつけの酒場の店主が明るく出迎えてくれる。
「今日は定時上がれたので来ちゃいました(笑)あ、いつもの梅酒で!」
「ちょうど良かった。はい、これつきだし。
今日はいいハモが入ったよ」
「わー!美味しそう!いただきまーす」
可もなく不可もなく はまたろう @hamataro
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。可もなく不可もなくの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます