告白
1
彼女は
長い髪をなびかせこちらを見つめる理系の美女。
浮きたたせている。
彼女の名は、
僕の手には彼女の携帯が握られていた。
赤と青。
つがいのイルカのストラップが揺れていた。
もう片方の手には差出人不明の手紙。
放課後の教室で待ってるとだけ書かれた手紙。
その手紙の差出人本人の携帯だ。
その携帯に書かれたメールを見て、
僕は
「いたずらとかでなく?」
『本当よ。
そこに書かれた事は必ずおこる。
彼女がそう言い終わる前に緊急ニュース速報が
アラームと共に携帯に映し出された。
緊急ニュース速報。
今日4時38分頃千葉県で震度3の地震を観測。
それはメールにあった、
地震速報の結果と同じだった。
そしてそのメールには、
それを見た僕が彼女の話を信じると書いてあった 。
「本当にこのメールが未来を
どうして僕なの?
いっぱいいるでしょ 」
彼女は真剣に僕を見つめ
『私を救えるのはあなただけよ。
なぜ彼女はそう断言できるのか?
それも予言なのだろうか?
『
でもこれは殺しあい。
相手を殺さないと言う
殺しあいでは、
喧嘩の強さだけで生き残る事は出来ないの。
そしてあなたにはその強さがあるのよ。
ただそれだけの事よ 』
少しがっかりする。
あなたでないとダメなのとか、
あなたが好きなの、あなたに守られたいのとかを
期待していた
そうはっきり言われると少しがっかりする。
『それに
僕の心音がドクンと大きく
『1つの希望と書いて
あなたは私の最後の希望なのよ 』
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