第9話 また強化をしていく日
「……よしっ。じゃあ、これでまた休憩か。すごい非効率だよね」
《まぁ、引きこもりという職業を選んで、外に出ようとしないからですがね。》
「あはははは……。まぁ、とりあえずレベルも3に上がったことだし、振り分けるよ」
「《ステータス》」
名前 青柳千尋
人間 LV3
HP 6/6→7/7
MP 2/11→3/12
力 2→3
耐久 6→7
敏捷 5→6
器用 3→4
魔力 0
SP 5
JP 5
職業
引きこもりLv4
ユニークスキル
ナビゲーター
スキル
孤独耐性Lv4ストレス耐性Lv4恐怖耐性Lv4気配遮断Lv4鑑定妨害Lv4生活魔法Lv1肉体強化Lv1敵意感知Lv1危機感知Lv2麻痺耐性Lv1MP自動回復Lv2
「今生きてるみんなって、こんな感じに1ずつとか、すごい上がりにくいのかな?」
《いえ、普通はもっと上がったりとかするんですけどね。でも、引きこもりはその代わりにレベルアップ時のスキルポイントと、ジョブポイントは多めですよ。》
「えっ、そうなの……?」
《はい。だって、普通はみんなジョブポイントは1ずつ。スキルポイントは2ずつですから。》
「そうなんだ……。なら、結構引きこもりって、いい職業なのかもね」
《はい。》
「それで、まずはジョブポイントで職業のレベルを上げて」
《はーい。》
《ジョブポイントを5ポイント使い、引きこもりを5まで上げますか?》
……はい。
《引きこもりのレベルが5に上がりました。》
《職業レベルが一定に達しました。》
《スキル 孤独耐性のレベルが5に上がりました。》
《スキル ストレス耐性のレベルが5に上がりました。》
《スキル 恐怖耐性のレベルが5に上がりました。》
《スキル 気配遮断のレベルが5に上がりました。》
《スキル 鑑定妨害のレベルが5に上がりました。》
「よしっ、それで、次はスキルポイント。獲得可能なスキルを出してくれ」
《はーい。》
・毒耐性・睡眠耐性・気絶耐性・火魔法耐性・水魔法耐性・風魔法耐性・土魔法耐性・雷魔法耐性・闇魔法耐性・光魔法耐性・氷魔法耐性・火属性魔法・瞑想・集中・望遠。
えーっと……僕は、遠距離で戦っていく系なんだから、必要そうなスキルは大抵それに沿ったものにすればいいかな。
「えーっと……」
そして、僕はこれらのスキルを獲得して、さらに、今あるスキルのレベルを上げた。
まず、新しく獲得したスキルがこの2つだ。
瞑想Lv1
望遠Lv1
そして、次に今あるスキルの中から、レベルを上げたのはこれだ。
生活魔法Lv1→Lv2
まあ、生活魔法は今の攻撃手段だからね。上げれば、攻撃力とかも高くなっていきそうだし。
その結果、今の僕のステータスはこんな感じになっている。
名前 青柳千尋
人間 LV3
HP 7/7
MP 3/12
力 3
耐久 7→8
敏捷 6→7
器用 4
魔力 0
SP 1
JP 0
職業
引きこもりLv5
ユニークスキル
ナビゲーター
スキル
孤独耐性Lv5ストレス耐性Lv5恐怖耐性Lv5気配遮断Lv5鑑定妨害Lv5生活魔法Lv2肉体強化Lv1敵意感知Lv1危機感知Lv2麻痺耐性Lv1MP自動回復Lv2瞑想Lv1望遠Lv1
「よしっ、だいたいの準備は終わったな。じゃあ、MP自動回復と、瞑想のスキルでMPを回復させますか」
《そうですね。》
そして、30分程度でMPが12までたまった。
「おぉ……。もう最大までたまったのか。やっぱり2つのスキルを同時に使うと、効率がいいな」
《そうですね。》
……相変わらず返答が単純だね。まぁ、次はあの近くのはやめて、遠くのモンスターとかを倒してみようかな。
そして、僕はいつものように窓の方に向かうと、望遠スキルを使った。
「《望遠》」
ふむ……。レベルが1でもよく見えるな。まぁ、視力が暗いところで勉強やら、ゲームやら、漫画やらで、悪かったから伸びしろみたいなのがあるんだろうけど。
……ん? んん?
「あれは……なに?あのー……でっかいゲームセンターの近くの……」
《あれは、ウルフですかね。まぁ、簡単に言うと、オオカミです。》
まぁ、オオカミは英語でウルフだしな。こういう世界にも、そういう共通点はあるのか。
……あっ、それくらいは分かるからね!? だって、オオカミを英語でウルフって、小5くらいで習うでしょ。
「で、強さはどんな感じ? ゴブリンと比べたら」
《普通のウルフだとゴブリンの3、4倍ぐらいなのですが……あっ、でも、あれだと、傷がついていて……そうだ。ステータス見せますよ。ほい。》
ウルフ
HP22/32
MP15/18
「本当だ……。これじゃあ倒せないし、やめ……いや、待って」
《どうしたんですか?》
「ねぇ、僕はスキルポイントで、生活魔法のレベルを2に上げたよね。あれによって、威力はどんな感じになっている?」
《えーっと……おっ、相手の防御力にも寄りますが、ここ近くのモンスター相手なら、ダメージを2与えられるようになっています!》
「よしっ、これなら……!」
今回は、威力を重視したいから、ライターの火……いや、マッチよりも少し小さめで、その分、密度を高めに。
そして、それを……えーっと、11回使えばいいから、それを同時に、与えられるように。
バンッッ!!!
その瞬間、大きなゲームセンターで、普通に望遠スキルを使わなくてもわかるほどの大きな爆発がおきた。
《経験値を獲得しました。》
《経験値が一定に達しました。》
《青柳千尋のレベルが4に上がりました。》
《経験値が一定に達しました。》
《青柳千尋のレベルが5に上がりました。》
《経験値が一定に達しました。》
《青柳千尋のレベルが6に上がりました。》
《スキル熟練度が一定に達しました。》
《スキル 暗視が獲得可能になりました。》
「おぉ……。なんかすごいレベルが上がったな。」
《まぁ、当たり前だと思いますよ。だって、格上の相手を倒したんですからね。》
「なるほど……。前とやっていることはほとんど変わらなかったから、分からなかったよ」
《はぁ……。》
「そういえば、もう夜になって暗くなってきたんだけど、朝ごはんも昼ごはんも、晩ごはんもたべたなかったな。」
そして、今日は晩ごはんを……といっても、停電しているために僕はちょうど獲得可能になった暗視を獲得し、その中で僕は非常食を食べていたのであった。
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