クッキー缶と君の色

あたかも操り人形のように またあの携帯電話とる私ー

もう壊れてしまった― 夢の詰まったストラップ付けたままー

思い出の箱の奥底に沈んでたヤツ


あーあーまた思い出になんて 浸ってー そう

思い込むのさ新しい女ができたーとー

呪いの言葉より ダーツを投げる―

ゴミ箱に入るのは彼氏よりダーツ



思い出の写真に埋もれて見えなくなってー

また一人で 指輪を眺める

これがガラス玉でなければ 売ってやるのに―って

心にもない恨み言呟いて― 明日の支度してるんだ


あーあー未来に向かって 進んでいきさえすればー

誰だって棒くらいには当たるよー

また綺麗な公園に出かけてみよう

ちょっと大きめのお弁当箱もって



自分の食べたいものだけ詰めて

おめかしして 小説をもって

文学少女を気取ってみればー きっと

振り返る別の彼は もっと全然違う人だから


明日は図書館まで 現物見に行こう

また巡る ぐるぐる巡る源泉

真っ赤なルージュやバラの花の様に

きっと君も同じ血が流れてるんだろう

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