つなぐ

つなぐ

青い空に吸い込まれるよう凛々しく風と同化する　

君の前でだけ強がって今日僕は旅に出る

少し長い旅だけどきっとすぐ会える

今は歩きにくい道だけど君が歩きやすいように

僕が道を作るよ

太陽の暑さを睨みつけ

見下ろした海に愛の広さを重ねてみる

君の幸せがいつか形としてあらわれますように

進み始めた僕にいつもは優しい風が轟音を奏でる

君に初めて嘘をついて今日僕は思いをつなぐ

少し優しい嘘だときっと君はそう思う

今は少し怖い風だけどいつか君の背中をおす風に

僕も風になろうか

純白の雲に嫉妬して

果てのない海に愛は不滅か？と問いてみる

きみの幸せが形としてあらわれますように

形がないから消えないとわかっていても

1人の僕は確かなものを欲しがった

いつか消えようとも幾千の時を超え

想いはつながる

君を抱む風になって

果てのない海に永遠（とわ）の愛を誓った

君の幸せがいつか形としてあらわれますように

解説

青い空に吸い込まれるよう凛々しく風と同化する

君の前でだけ強がって今日僕は旅に出る

少し長い旅だけどきっとすぐ会える

今は歩きにくい道だけど君が歩きやすいように

僕が道を作るよ

（君の前では強がって特攻に向かった。風のようなスピードで空に向かい飛んだ。

あの世に行ってあえなくなるけど時がたてば僕のいる場所で会える時がくるよ。今は平和な世の中ではないけど平和な時を君にあげるため僕は戦うよ。）

太陽の暑さを睨みつけ

見下ろした海に愛の広さを重ねてみる

君の幸せがいつか形としてあらわれますように

（太陽が近づいてきてまぶしい。暑さに少々苛立ち負けないと再度心に誓う。

下に見えた海の広さにも君への愛は負けない。僕がいなくなっても君は新しい人を見つけ、子にも恵まれるような幸せに触れてほしい。）

進み始めた僕にいつもは優しい風が轟音を奏でる

君に初めて嘘をついて今日僕は思いをつなぐ

少し優しい嘘だときっと君はそう思う

今は少し怖い風だけどいつか君の背中をおす風に

僕も風になろうか

（僕はスピードをあげとうとう敵の戦艦に向かう。いつもは穏やかな風を切り裂いていく。音がだんだん大きくなっている。君に必ず帰ると初めて嘘をついて、平和な世の中へと僕の思いをつなぐ。君はきっとあの嘘に気づいていた。僕の最後の精一杯の優しさにも。切り裂く風は少し怖いけどこの風はいつか君の背中を押す優しい風になるよ。僕も一緒に背中を押すよ。）

純白の雲に嫉妬して

果てのない海に愛は不滅か？と問いてみる

きみの幸せが形としてあらわれますように

（純白の雲＝平和な世の中、将来の君の花嫁姿、に少し嫉妬して広い海に僕の愛は永遠か？と同意を求めた。）

形がないから消えないとわかっていても

1人の僕は確かなものを欲しがった

いつか消えようとも幾千の時を超え

想いはつながる

（形あるものはいつかは壊れてなくなるとわかっていても君をおいて先にいく僕は目に見えるものが欲しかった。でも愛や希望は目に見えない。それらは永遠だから。想いは途絶えようとも時を超えまた生まれる。想いはつながる。）

君を抱む風になって

果てのない海に永遠（とわ）の愛を誓った

君の幸せがいつか形としてあらわれますように

（特攻した僕は君にいつも寄り添う風になった。想いをつないだ。

君の幸せがいつか形としてあらわれますように。）