青空に飛び込みたい

月見兎

昨日

自殺には様々な理由がある。

いじめ、借金、パワハラ、セクハラ...etc。

それらの理由によって苦痛を受けた人々は、やがて自分の命を擲ってでも人生を終わらせたいと考えるようになり...

そうして人がまた死んでいく。


私の時もそうだった。

最初は、学校で嫌がらせを受けるのが辛くて死にたくて。

でも、ある時からその気持ちは変わっていった。いじめがなくなったから?自分が成長したから?何で変わったかなんて覚えてないけど。

私は死ぬ理由が要らなくなった。

ずっと死にたくなった。


朝目が覚めてから夜眠るまでの間、死にたいと一度も考えない日が無くなった。

そこそこに裕福で何も不自由のない暮らし。いじめの無い学校と、気の良いクラスメイト。美味しいご飯と優しい家族。恵まれてること、この上ない環境にいる。

それなのに、私はやっぱり死にたくなった。


痛いのは嫌い。苦しいのも嫌い。

死に方を考えると、考えれば考えるほど痛そうで苦しそうだけど、それでも考えずにはいられない。私は死にたいから。


何とも言えない不安で、枕が濡れた。





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