旧版・悪霊 Evil spirit ――歓喜の歌が響くとき――

ナ・ココ・なご

あらすじ

 世界の中心にある叡智の法を目指す少女ココ(主人公)と異世界に滅びをもたらす為に異世界転移したノインとの物語。


 ノインは魂の状態で狭間に存在していた。そんなノインを見つけてくれたのがココ。ココは彼に人形の体を与える。そして、ノインはココの求めに応じて彼女の従者になった。ココが住むのは天異界に浮かぶ浮島の一つ。その浮島にはココのほかに、保護者役の魔動器人形ペルンと大樹の守り目ユリがいた。


 ココはノインに自らの望みを話す。それは、世界の中心に行って叡智の法を手にしたいということ。ノインは自分を目覚めさせてくれたココの願いを叶えたいと思った。だから彼女の原典系譜の従者となると決めた。そしてココの為に力を付けようと努力する。

 だが、ノインの力は滅びの力。それがノインの世界の意志だから。ノインはその力を使って最強とされる聖霊の一人リヴィアタンとの契約を果たす。さらに力を得ようと異能と魔術を組み合わせたとき、その力が暴走してココを存在消滅の危機にまで追いやってしまった。


 その出来事がノインの考えを変えた。彼は自らの世界の力ではなく、ココの世界の力―――剣技『六道真慧りくどうしんえ』の修行に励む。その『六道真慧』を指導するのが魔動人形であるペルンだ。


 そんな日常を送る日々を過ごしていたが、ある日ココが皆に向かって宣言する。

 自分の系譜に属する従者を集めるため、天異界の中心を目指すために自由都市エーベに行こうと。その都市でココは自分が得意とする魔動器製作するのだという。自由都市エーベはココが素材を求めて交易をしている都市。そして自由都市エーベには鍛冶師ソラがいる。ココは、そのソラの鍛冶施設を第二の自宅として占有してしまう。ココの弟子であったソラは不平不満があれど、ともに生活することとに不承不承、了承するのだった。

 そしてソラと一緒に魔動器を作るための素材採取に旅立つのだ。

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