滲む鯉

暗黒神ヤ・マーダ

第1話 勤しむ蟹

カニラリスは燃やされた。散っていった。

舞茸舞う季節、蟹の行進は止まらない。聖なる地へのプレゼント。鯰を捻る徘徊者は丑三つ時の野菜達を目覚めさせる。ガチりと目が落ち、暗黒に包まれる。赤く、黒く、とその先の叫び声が迸るや否や亀の目が見える。赤黒く染まった地に冷たく寂しく歪んだ空調が人生を表している。昔臭い超合金質のハンマーが振りかざされる。スジにミミズが入っていくのが聞こえる。つつかれる恐怖に戦況が向いている。鮃なり駱駝なりと、elephant tortoiseKomodo dragonがバングラデシュ行きの肺に嬢楽した。金ならまだある?酒池肉林の海域だ。素晴らしくまた鬱々しく、神達の地が広がっている。反抗する者により企てられた。奴隷の蟹たちは見逃さない。カンカン帽の創業者と官房長官との間で宴があった。音楽や芸術の内命。敗走と毎残の駆使半道。道は続いている。その限り、行進は続く。

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