「共感してもらうという安心感」 2014年10月4日

昨日、エアコンの取り付けが完了して、引っ越しも完了。


エアコンは、前の住人が残してくれた配管があったのだけど、冷房専用だったため配管工事が必要だった。

室外機置き場が部屋のすぐ外ではなく離れたベランダにあり、その間、家の外壁を配管が伸びている。

配管のすぐ下は、隣の住人の駐車スペースになっていて、工事の際に車を少し移動してもらう必要があった。


取付けの前々日の昼間に、隣のおじさんが車を磨いていたので、お願いをしに声をかけた。さほど愛想は良くなかったが、きちんと対応してくれた。


世間話の中で、子ども(彼にとっては孫)の保育園の話題が出てきて、先日退園したことを話した流れで、僕が退職して主夫を始めることも話した。

けれど、うまく伝わらなかったような気がした。

そもそも、彼にはレセプターがないと言うか、受け入れようがないコトなのかもしれない。

残念ながら不信感だけ残ったような手ごたえだった。


主夫という生き方を選択した時点で、こういうことが起こることは想定していたし、そういう反応をされることは覚悟していたはずだったのだが、結構ショックを受けた。

良い近所付き合いが心地よく暮らすポイントだと思っていたのに、カミングアウトが早すぎたかな、失敗したなと思った。


その日はずっと、悶々としたままいたが、次の日、妻に話をしてみた。

「わかってはいたことなんだけど、やっちまった感があるんだよねー、仕方ないけどさぁ」と。

「仕方ないよね〜」と、妻は言っただけなのだけど、なんかホッとした。

何も解決していないのだけど、共感されているだけで安心を手にすることができたのだろうか…。

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