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  • 最も親しい君へへの応援コメント

    (引用)私は芸術家としての特別な生にだけ、欲望を抱いていたのだ。

    なにか創り出したい、美的な境地へ身を置きたい、という欲望を抱いてる人間が、自分にないものをすでに持っていると思われる人物に対する心底を焼かれるような思い。

    ささやかなようで渇いた憎しみ。友情の形にもなっていたことから、このような手紙が生まれたわけですね。本当に憎しみだけなら、こういう色合いにはならなかったでしょう。

    長かったですが惹きつけられ、一気に読みました。組み立てをせず文を連ねて書かれた……すごいですね。特異な体験を描いているわけでもない、でも、それが余計に好きで、花のシーンも、すごくいいです。

    あと、ウォルトがお母さんが亡くなったことを告げるシーンのところ、
    伏し目がちが、「節目」になっていませんか?
    近況ノートに言うべきでしょうが、すみません。

    素敵な小説でした。

    作者からの返信


    おおおお、ありがとうございます!なんども読みかえしたのに、「節目」は気づかなかったです。ありがたいです。
    感想をくりかえし読んで思ったのですが、この種の「ザ・小説」的な価値観が、いいな、と思うのは、ゆたかな感性あってのことだと思います。だから、すごいのは祟期さんなのでは?(笑)
    「ささやかなようで渇いた憎しみ」、そうなのか!と、思わず膝を打ちましたよ…。「渇いた」憎しみって、あの年ごろあるあるかもしれないですね。「友情の形にもなっていた」もすごいですね。わたしはそこまで理解してなかったです。ということは、すごい嫉妬深いひとになりますね。わたしは愛情を感じながら、書き進めていたのですが。
    あらためて解釈してみると、語り手の彼は、自分自身のさもしい男としての自我に邪魔されたんですね。大事なともだちを、仮の敵としてみなしてしまった。向こうはそれに気づきもせず、まっすぐ見つめられてつらい(泣)という心情だったんですね。これで最後の花のシーンの意味がわかりました。なんかウォルト、これだといじめてるみたいですね(笑)これで彼は一生わすれられない友になったんですね。

    いやーすごい感想で、生き返りました。
    ほんとにありがとうございます。


  • 最も親しい君へへの応援コメント

    企画の参加ありがとうございます。ルールに則り感想or批評しに参りました。
    どちらも書いておくので、必要であれば下の批評の方にも目を落としていただければなと思います。
    また、これはルールに則ったものなので、批判点についてお怒りになられるのはよしていただきたいです。

    感想ですが、文章が非常に纏まっていて好きでした。僕もこのような文章が早く書けるようになりたいです。
    あと、話も上手く纏まっていて、作風も僕好みで良かったです。作品として完成度の高いものだと感じました。







    批評ですが、物語に起伏が乏しいので、ただ読み進めて、うんうん、なるほどな、くらいにしか思いませんでした。
    何か読者の心を揺さぶる仕掛けを一つ入れるだけでも、かなり作品の評価は変わるかなと感じました。

    冒頭に書いた通り、ルールに則ったものですので、お怒りになられるのはよしていただきたいです。

    以上になります。




    作者からの返信


    卯月目様へ

    早速ご批評いただきありがとうございます。
    文章や文体について気に入っていただけたようで、うれしいかぎりです。
    この話は実をいうと、一切練り上げたり、アイディアを緻密に重ねるということをせず、一行目をまず書き、そこから連想を重ねてかいたものです。直しもなしです。
    だから当然の批評かな、と思いました。ぴったりシンクロすると、興味深く読めるけど、確かに読み手を選ぶかもしれません。サービス足らずかな、という印象は否めません。

    また企画があれば参加したいと思います。非常に有意義でした。私の感想と批評は、これから送ります。
    批評、本当に有り難かったです。ありがとうございました。

    つちやすばる