第90話 まさかの帰還

 講堂での説明会が終わったら、ラストックにカミラの様子を見に行こうと思っていたのですが、同級生達に捕まってしまいました。

 元の世界への帰還方法が無いと聞かされて、多くの同級生はショックを受けていたのですが、委員長は吹っ切れた様子で表情にも笑顔が戻っています。


 僕を取るのか、家族を取るのか、究極の選択みたいな状況から解放されたのですから、表情が晴れるのも当然ですよね。

 でも、それって別の見方をするならば、結果的にですが僕を選んでもらえたのですし、責任を感じてしまいます。


 もう少し詳しくカミラとの交渉の様子を聞かせて欲しいと言われ、僕らは食堂へと場所を移動しました。

 十人ほどが座れる長テーブルの真ん中に座らされ、左側に委員長、右側にはマノンが座っています。


 向かい側には凸凹シスターズや相良さん、本宮さんなどの女子や、だいぶ株を下げた新旧コンビにガセメガネ、鷹山や近藤などの男子も顔を揃えています。


 まず最初に、ラストックが対策に追われている様子、リーゼンブルグの王室の内情、それによって極大発生への対策が遅れている状況を話しました。

 当然ながら、国王や第一王子、第二王子を批判する声が上がりました。


「うわぁ、なにそれ、もう王室が腐りきってるじゃん」

「ホント、あっちゃんの言う通り、日本の政治家が正義の味方に感じられちゃうよ」

「もうよ、皆殺しにした方が良くね? てかやろうぜ」

「カミラは許す気にならねぇけどよ、国民が可哀相だろう」


 凸凹シスターズや新旧コンビなどは、これからでも王族相手に殴りこみを掛けそうな勢いです。

 そこで手を上げて話し始めたのは近藤でした。


「リーゼンブルグの王族が腐ってるのは間違いないし、皆殺しにしちゃえば……とも思うけどさ、現状は第一王子派と第二王子派でバランスが取れてる訳だろう? 下手にバランスを崩して泥沼の内戦……なんて事になると、かえって国民が悲惨な思いをするんじゃないのか? 中東のあの国みたいなのは駄目だろう……」


 近藤に言われて、召喚される前に連日テレビで報道されていた内戦の映像を思い出しました。


 武器を持って戦う兵士だけでなく、女性や子供、お年寄などの弱い人達が傷つき血を流している映像は悲惨の一言でした。

 盛り上がり掛けた空気が萎んだところで口を開いたのは八木でした。


「でもよぉ、カミラはぶっ殺さないと気が済まないだろう、船山の仇を討つ意味でもさ」

「いや、ラストックで対策の陣頭指揮を取ってる最中なんだから、少なくとも今は殺せないだろう……」


 八木の意見に反対したのは鷹山ですが、その意図はラストックを守りたいからじゃないよね。言わないけど。


「僕としては、まだ聞き出していない召喚に関する情報を残らず提出させる事から始めたい。今回の召喚術式はカミラがアレンジしたって言ってたから、アレンジが出来るなら戻るための糸口も見つかるんじゃないかと思うんだ」

「お前、何でそれを早く聞き出さないんだよ」

「いや、だってカミラは、思いっきり殴り飛ばしちゃったから気を失ってたし、僕も頭に血が上って冷静な判断なんか出来なかったから……」

「マジ? マジでカミラ殴ったの?」

「ねぇ? グーで? グーで殴ったの?」

「そうだよ、思いっきりね……」

「しゃぁぁぁぁ! でかした国分!」


 食堂に集まっていた同級生の殆どが、ガッツポーズして歓声を上げました。

 余程腹に据えかねていたんだろうね、まぁ、カミラはムカつくのは事実だもんね。


「でもさ、その召喚の情報を聞き出しても、私達じゃ理解出来ないんじゃないの?」

「うん、相良さんの言う通りで、僕らには術式の知識なんか何も無い。だから、クラウスさんやドノバンさんに頼んで、術式に詳しい人を紹介してもらおうかと思ってる」

「でも、召喚の術式ってさ、下手に広まると私達以外にも召喚されちゃう人とかが増えちまうんじゃない?」

「それなんだよねぇ……本宮さんの言う通り、僕ら以外の被害者が増えちゃうような状況はマズいよね」


 リーゼンブルグの王室は、新たな魔王を増やさないために召喚術式を禁術として封じ込めたみたいだし、僕ら同様に異世界から召喚されちゃう人を増やしたくはないんだよね。


「えっ、でもさ、それ一人が召喚される術式だとチート確実なんだろ? だったら別に良くね? てか俺にもチート能力よこせよ」

「いや、僕によこせって言われても、人に能力の付与なんか出来ないからね。てか、もし出来たとしても八木にだけはあげないけど」

「なんでだよ!」


 八木が抗議の声を上げても、周りのみんなは納得といった様子で頷いています。


「でもさぁ、八木が言ってた通り、チートな能力が確実に与えられるならば、召喚されるのは悪い事とは限らないんじゃない?」

「いや駄目だろう、現に俺らみたいな状況が起こってるんだし、これよりも悪い状況になる事だって考えられるぞ。例えば、女性だけ召喚して奴隷にするとか……」


 小林さんの意見に反対した鷹山の話を聞いて、女子は一斉に顔を顰めました。

 でも、最悪そんな状況も考えられなくもないよね。


「でもでも、そうしたら術式の解析なんて、何時まで経っても出来ないんじゃない?」

「いっそ、俺達全員で術式を基礎から勉強して、召喚術式専門に研究するのはどうだ?」

「それって、時間が掛かるし成功するアテも無いんじゃない?」

「いや、元々成功するか分からなくても出来る事からやらないと、何時まで経っても前進しないだろう……」

「生活する金は、奴らに出させてさ、俺達は研究に専念するってのはどうよ?」

「それいいじゃん! 上手くすれば、そんなに掛からずに帰れたりするんじゃない」


 僕としては、誰か術式に詳しい人を紹介してもらおうと考えていただけで、自分達で解析しようなんて思いもしませんでした。

 やっぱり一人で考えていても良い考えは浮かばないのですね。

 なんて思っていたら、また八木がポツリと言ったんです。


「てかさ……国分、お前は帰れないの?」

「へっ? 僕が……なんで?」

「いや、お前、影の世界だっけ? そこ通って、行った事のある場所になら自由に移動出来るんだろう?」

「えっ……あぁ、うん、そうだけど……」

「お前! まさか試して無いとか言うんじゃねぇだろうな!」


 全身の毛穴が開いて、嫌な汗が流れました。


「えっと……試してない……」

「馬鹿! なんで試さないんだよ!」

「そうだよ、普通一番最初に試すでしょう、アホなの?」

「お前、すぐやれよ、試せ、今、早く!」


 食堂に集まった同級生から一斉に怒鳴られちゃいました。


「待って! やるから、やるから待って!」


 自分でも理由は分かりませんが、一度も影移動を使って元の世界に戻ろうという発想がわいて来ませんでした。

 無意識に異世界に残りたい、日本に帰りたくないという意識が働いていたのかもしれません。


 食堂に集まった同級生達の視線を浴びながら、闇の盾を出して影の世界へと潜りました。


『はぁぁ……』

『大丈夫ですか、ケント様』


 耐え切れずに大きな溜息を洩らすと、心配したラインハルトが声を掛けてきました。


『うん、大丈夫……ここに潜って行き先を考えたら……分かっちゃった』

『では……』

『うん、僕は元の世界に帰れる』


 影の世界を繋げて覗いているのは、雑草が生い茂った中学校の体育館の裏です。

 ここならば目立たないはずですが、やはり表に出るのは止めておきましょう。


 久々に見る日本の風景は、全身に震えが走るほどに懐かしさを感じさせます。

 その一方で、戻って来てしまった……という思いもあって、まだ三ヶ月も経っていないのに、自分の居場所が変わって来ているように感じます。


 影を伝って移動すると、校舎は工事現場を囲むような鉄板の塀で囲われ、取り壊しの作業は途中で止まっているようです。

 塀の外には献花台が置かれていて、花が手向けられていますが、周囲に人影はありません。


 同級生を救出する事ばかりに気を取られて、すっかり忘れていましたが、僕らは校舎の三階ごと転移したので、二階に四階部分が落ちて来たはずです。

 この花は僕らに向けてではなく、その時に命を落とした生徒や先生へ手向けられた物なのでしょう。


 ラストックで極大発生対策に奔走するカミラを見て、住民思いの良い王族だなんて思いかけていましたが、とんでもない話です。

 船山の無念だけでなく、日本で命を落とした者達への責任もキッチリ取らせないといけません。


 でも、どうすれば本当の意味で責任を問えるのか、責任を取らせられるのか、すぐには思い付きそうもありません。

 これはヴォルザードに持ち帰って、先生達とも相談して決めなければならないでしょう。


『ケント様、大丈夫ですか?』

『うん、ちょっと忘れていた大事な事を思い出した。また考えないといけない事が出来ちゃったよ』


 自宅がどうなっているのかも気になりましたが、取り敢えず待たせている同級生達のところへ戻りましょう。

 でも、何て言ったら良いのでしょうかね。僕は日本に戻れますけど、同級生達は影の世界へは入って来られません。


 つまり、日本に戻れるのは、僕だけなんですよね。

 また闇の盾を出して、食堂へと戻りました。


「どうだった? 戻れたのか?」


 勢い込んで尋ねてくる八木に、上手く答えが返せません。


「手前ぇ、何で今まで試さなかったんだよ、焼きそばパン買って来い!」

「なっ、何言ってんだよ、お金持って無いのに買いに行ける訳ないだろう!」

「ちょっと、日本に戻れたの? 嘘っ、マジで!」

「学校どうなってた? マスコミとか来てたか?」

「馬鹿、俺達がこっちに来てから何ヶ月経ってる思ってんだよ、マスコミなんかもういないだろう」

「ねぇ、帰して、私も日本に帰してよ」

「そうだ、俺も連れて行けよ、そうすりゃ全て解決だろう」


 食堂は、送還術式が無いと分かった時よりも騒然とした雰囲気に包まれました。

 それまでは、大人しく周囲を囲んでいたみんなが、我先にと集まって大混乱です。


「待って! ちょっと待って! 聞いて! 無理なんだ。影の世界には僕と僕の眷属しか入れないんだよ」

「ふざけんな、またお前だけか! 手前ばっかり良い思いしてんじゃねぇよ!」

「よせよ、国分のせいじゃないだろう……」

「お前! 俺達見捨てて一人だけ帰ろうと思ってんじゃねぇだろうな!」

「やめろ、押すなよ、危ねぇって……」

「ちょっと何とかしなさいよ。何のためのチートなのよ!」

「待って、押さないで! 痛い、痛い……」


 押し寄せた同級生に揉みくちゃにされて、委員長もマノンも身動き出来ない状態に陥ってしまった時でした。


 ブゥゥゥン!


 突然、強風が吹き荒れて、押し寄せていた同級生達が一気に薙ぎ倒されました。

 テーブルの上には、愛剣グラムを振りぬいた姿勢でラインハルトが仁王立ちしています。


 ラインハルトが、同級生に突き付けるようにして、ゆっくりと剣先を旋回させると、突風で吹き飛ばされなかった同級生達も後ずさりしていきます。

 僕の回りから同級生達を排除すると、ラインハルトはテーブルを下りて、僕の背後で大剣を収めました。


「そもそも、僕はこっちの世界に残るつもりだし、自分一人で帰るつもりなんか毛頭無いよ。それに、みんなを助ける気が無いならば、これまで色々苦労なんかしてない。影移動で日本に戻れるって分かったんだから、あとはどうやって影の世界に、みんなを連れて入れるか方法を考えれば良いんでしょ? やるよ、勿論やるつもりだよ。だけど魔術については、僕にだって分からない事だらけだよ。いくら文句を言われたって今は出来ないし、そもそも文句言われる筋合いなんか無いんじゃないの?」


 委員長やマノンまで危ない目に遭わされて、僕も頭に血が上っています。

 ピリピリした空気の中で口を開いたのは、近藤でした。


「みんな落ち着けよ、国分が日本に帰れるって分かったのは良い事だろう。俺達も日本に帰れる希望が見えたのに、何でキレてんだよ」

「そうだよ、国分君に文句言うなんて間違ってる。私達みんな国分君が居なかったら死んでたかもしれないんだよ」


 相良さんが後に続くと、僕に向けられていた敵意が緩んだように感じました。

 そこへ委員長が一つの提案をしました。


「ねぇ、手紙を書かない? 健人は物なら運べるんだよね?」

「えっ、うん、物なら運べるんだけど、何でか生きているものは影の世界に入れられないんだ」

「だから、みんなで手紙を書いて、とにかく無事でいることを家族に知らせようよ!」

「賛成! あたしは唯香に賛成!」

「俺も賛成だ!」

「あたしも、あたしも、大賛成!」


 委員長の提案のおかげで、険悪な空気が払拭され、それを見届けたラインハルトは影の中へと潜っていきました。


「やっべぇ、何て書くよ。俺、魔術が使えるようになった……なんて書いても信じてもらえねぇよな?」

「いや、それでも書くでしょ、書かない訳にはいかんでしょ!」

「ゴブリンとか、リザードマンとか本当に居るって信じてもらえるかな?」

「てかさ、映像送れば良いんじゃね?」


 誰かがポツリと洩らした一言で、食堂が静まり返りました。


「そうだよ、動画だよ。でも、スマホは? てか電池切れてるだろう」

「国分、探して来てくれよ、俺のスマホ!」

「あたしの携帯も!」

「俺のも頼む!」

「ちょ……もう、行ってくるから待ってて」


 ラストックの駐屯地に収容された時、持ち物は全部取り上げられてしまったそうです。

 当然スマホや携帯も一緒に集められて、帰還の時に返すと言われたそうなのですが、そもそも帰還出来ないのだから、返す気があったかも怪しいところです。


 てかさ、みんなラインハルトに威嚇されたばっかりなのに、僕を使い走りにするとかおかしくない?

 まぁ、使われやすいのは否定しないけど……。


 影に潜ってラストックへ移動して、カミラを監視しているフレッドに声を掛けました。


『フレッド、カミラの様子はどう?』

『仕事は、ほぼいつも通り……でも、かなり不安そう……』


 僕の眷属に作り変えたと思い込ませたカミラは、極大発生対策に追われている間は集中していて、普段と変わり無く過ごしているようですが、ふっと気が抜けた瞬間に不安に駆られているようです。


『食欲もあまり無い……それがまた不安らしい……』

『これまで散々僕らを痛めつけてきたんだから、少しは苦しんでもらわないとね。本当に眷属にした訳じゃないんだし……』

『でも、過労で倒れる心配も……』

『その時は、治癒魔法で治して仕事に復帰させるよ』


 日本に戻って、学校の惨状を目にしてきたばかりなので、カミラに抱いている敵意が強くなっています。


『ケント様……カミラには厳しい……』

『そりゃあ、危うく魔の森で死ぬところだったんだし、元の世界の人にも多大な迷惑を掛けているんだ。優しくなんて出来ないでしょ』

『厳しくしておいて……最後に優しくして落す……ケント様、策士……』

『ちょ、考えてないからね。僕は三人でも贅沢だと思ってるんだからね』

『了解……今はそうしておく……』


 フレッドは、時々過激な進言をしてくるんだよねぇ……しかもポーカーフェイスで……てか骨だから表情は読み難いんだけどね。


『ところでフレッド、このぐらいの大きさで、ガラスと金属で出来た板状の物を見なかった?』

『それなら、たぶん……資料室……』


 送還術式に関する資料を探っていたフレッドなら、置き場所が分かると思っていましたが、バッチリです。

 資料室には、スマホや携帯が箱に詰められた状態で保管されていました。


 丸ごと持って帰る事にしましたが、さすがに充電しないと使えないだろうね。

 守備隊の食堂まで影に潜って戻って来たのですが、表に出る前にちょっと考えてしまいいました。


 下手に現物を見せたなら、さっきみたいに全員が押し寄せてきて収拾が付かなくなりそうです。


 現物を見せるのは、返す方法とかを決めた後にした方が良いよね。

 何だか、動物の調教師にでもなった気分です。


「ただいま……」

「おう国分、俺のスマホあったか?」

「ねぇ、私のは?」

「あたしのは、赤いチェックのカバーが付いてるんだけど」

「あーっ、もう待って、待って、座れ! 一度に来たって返せるか!」


 もう思った通りにワラワラ詰め寄って来るから、思わず怒鳴り散らしちゃったよ。


「さっきみたいな騒ぎになって、スマホ壊れても知らないからね。どうやって受け取るのか、ちゃんと決めてからじゃないと渡さないよ。さぁ、どうやって受け取るのか決めて。それと、誰が代表で受け取るのかもね。ほら鷹山、みんなの意見聞いて決めてよ」

「うぇ? 俺がやるのか?」

「嫌なの? 僕には頼み事するのに?」

「くっ、分かった、やればいいんだろ……さぁ、みんなどうやって受け取る? 多分電源は入らないんじゃないか?」


 鷹山が中心になって話し合いを始めたので、少し離れた席に腰を下ろしました。


「ケント、お疲れさま、なんだか大変だね」

「もう、ホントだよ、なんで僕ばっかり……」

「みんな健人を頼りにしてるんだよ……」


 マノンと委員長も僕の両隣に腰を下ろしました。

 二人とも、さりげなく僕の腕に腕を絡めて来て、良い感じでございます。


「ケントのエッチ……」

「ぐぅ……だって、それは……」

「私達だけだからね……」

「うっ……分かってます」


 危ないです、これでカミラに食指を伸ばそうとしていたら、どんな恐ろしい事になっていた事やら……


「ケント……」

「ん? どうかしたのマノン」

「元の世界には帰らないんだよね……?」


 消え入りそうなマノンの声に驚いて目を向けると、マノンの瞳がウルウルと潤んでいます。

 帰る方法が見付からないという話だったのに、僕だけは帰れると分かって不安にさせてしまったんですね。


「うん、一時的に帰るかもしれないけど、僕はヴォルザードに住み続けるよ」

「ケント、良かった……」


 おぅ、マノンちゃん、そんなにギューってしたら……


「私も一時的に帰っても、健人と一緒に暮らすからね」


 おおぉ、委員長、柔らかな温もりが……

 これでカミラにまで手を出そうなんてしたら、罰が当たりますよね。

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