分かったことと、分からないこと

忘れていた記憶も今思出せないだけであってずっと奥底にしまってあるだけ。

思い出したい時に思い出せず、何ともない時にふと思い出す。

きっかけはいつも


最近分かってきたことがある。

Bossは「ママ」

あの子は「ほのか」

明るくなると出て行って、暗くなると帰ってくる「パパ」

そしてどうやら俺は「ねむねむ」らしい。


「ちゃんと躾してるはずなのに、またあんなとこにおしっこしてぇ」


Bossがなにか怒ってるようだ。

しかし、だんだんと俺のテリトリーが広がってきてるな。

お、ほのかだ。


「なーに、ねむねむ甘えてるの?いっつもスリスリしてくるねぇ」


ほのかは俺のもんだ。毎日匂いつけてんのにすぐ薄くなるんだよな。

そろそろいいか。ガリガリしに行こ。


「いっつも、スリスリした後は爪とぎだね」

「日課なんじゃない?それより、またカーテンにおしっこしたのよ。」

「しつけてるのにね」


よしよし整った。

でも、このガリガリも引っかかりが悪くなってきたな。別のガリガリ探さないとなぁ。


「ただいまー」

「パパおかえりー」


パパか。いつも色んな匂いさせて帰ってくるんだよな。

今日はどんな匂いだ?


「今日呑んでくるんじゃなかったの?」

「うん、呑んでたんだけど、乾杯して早々に、佐藤に電話が掛ってきて。

 急用だっていうから頼んだもんだけ片付けて帰ってきたんだよ。

 今日は久しぶりにどう?」

「一杯だけよ」


全体的にはうまそうな匂いしてるなぁ。

でも、いつものこの匂い何なんだろうな?

興味深い、食べもんの匂いじゃないし。


「ねむねむさぁ、パパの靴下の匂いいっつも嗅ぐよね。

 そして、臭そうな顔してるの。。。やめたらいいのに」


あぁ、なんだろこの匂いわからんなぁ。

すげぇ、不思議な匂い


「癖になってるんだろ。ほのかお前も嗅ぐか?」

「やだよ」


ダメだわらん。


ほのか遊ぼうぜ。

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猫のねむねむ 金曜日 @kinyoubi

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