一ヶ月後・・・


それから一ヶ月…

ユートは毎日のように森の中を駆け巡り魔物との戦い、身体を鍛えていた




(ふぅ〜今日も大量だな!)


ユートの周りには

ホーンラビット

ワイルドボア

スナイプバード

グリーンゴブリン

等多くの魔物が倒れていた



(アヴェルが置いていった刀。斬れ味最高だな!

お詫びの品とか書いてあったが、そういうレベルではないと思うが……)


アヴェルが置いていった刀に惚れ惚れしながらも刀を鞘に納めた


(さて、収納して帰るか)


ユートはそう思い魔法を唱えた


「スペース」


するとユートの前に黒い空間が現れた

ユートはその中に倒した魔物をしまっていった



(アヴェルが置いていった手紙に書いてあった魔法はかなり使える

物を運ぶのに便利だしな

お祈りの際にちゃんとお土産を持って行くか

助けてもらったしな)


ユートは微笑しながらスペースを閉じた












拠点に帰ってきたユートは今日の獲物を解体しながら考えていた


(そろそろ森から出ないとな

アヴェルの手紙によると北に向かえば村があるって書いてあったな

魔物との戦闘にも慣れてきたし、この世界を見て回るとするか)


アヴェルは解体を終えるとボアの肉とラビットの肉を焼き食べ始めた






食事が終わり洞窟の外に魔晶石を設置し

ボアの毛皮を布団替わりにして寝床に寝転がる


これからの事を考えながら夜がふけっていった











翌朝



いつもより早く起きたユートは

洞窟内の物を片付けて掃除をし始める










一時間後



「よし!こんなもんだな!」


ユートは洞窟内を見渡しそう言った


洞窟内はユートが最初の日に掃除した時と同じ様な綺麗さがあった


ユートは掃除が終わると収納魔法を唱え、荷物を片っ端から入れていく



全ての物が仕舞い終わると洞窟の外に出て土魔法で出入口を塞いだ


パンパンっと手を叩いて


「さてと、今日で洞窟生活はおしまい。

この森に立ち寄ったらまた来るな!」


この世界に来てからの初めての住居に別れを告げ、ゆっくりと森の中に入っていった



「次の村に向けて出発!」



ユートの新たな冒険が始まる

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る