第2話

「死ねぇぇあぇ!」


チンピラがしらたき屋に襲い掛かろうとしたそのとき


「何やってるんだぁ!?」


あの青年が飛び出した。


「食らえっ!ブルブルコブシ!」


「ぐはぁっ!?なんだ!?貴様の拳が熱い!熱いぞぉぉあ!!」


「ふは。俺の拳を見たまえ。」


「!?こいつの拳、小刻みに動いている!?」


「気付いたようだなぁ!そうさ!俺は拳を高速で震わせることで熱を発生させてるのさ!理解した上でもう一回食らうがいいさ!」


ジュー


「ぬァァア!ふん!噂は本当だったようだな!小僧!ここはとりあえず引いてやる。ばいばい。」


「お兄ちゃぁ〜ん!すごいねぇ〜!私の名前はシラタキーヌ。お兄ちゃぁ〜んの名前を聞かせてくれよ。」


「コブシーガ・フルエルーノだ。シラタキーヌよ、しらたきを買う気はないがまた来てやるさ!」


こうしてフルエルーノとシラタキーヌは別れた。だがしかし!これから波乱万丈な人生ドラマが巻き起こることにまだ彼らは気づいていない。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る