網にかかったのは、愛ですか?
金糸 卵
第1話 灰色の街、青色の空、碧色の海、白色の研究所
私は、水城
ここは、山と海が重なっている地形の街だ、リアス式海岸ではない、つい一か月前まで私は大学院生だった、成績は学年トップで友達もたくさんいた、これからもこれが続くのかなっと思っていたがそんなことは無かったらしい、この町の小さな研究所で働くことになった。
海と山以外何もない、空は青くてきれいだが、でかでかと建っているパチンコ店の光が強烈すぎる、日中だというのに人がたくさんいるようだ、大きな碧色の海は、沢山の使っていないだろうと思われる沢山の船が止まっている、そんな、小さな町の小さな研究所で、日夜、遺伝子工学の研究をしている、あっ!窓の向こうの碧の海でボラがはねた。
町の人は、皆この研究所を白の研究所という、実際は、
所長は、比嘉乃
此処の創立者の孫らしい、年は、20代後半だろうかいつも白衣のお姉さんだ、
「まひろちゃ~ん!一成が!また私の作ったご飯を残してる!お姉さんもうだめだよ~。」
所長のご飯は・・・・おいしくはないかな・・なんちゃって^q^・・・。
さっき名前が出てきた、のが比嘉乃
一成君は、女二人で大変な時に手伝ってくれたりする、頼もしい子だ。
「真洋さん、どうか、お姉ちゃんに料理を・・。」
といって泣きついてくる。
デスクの電話が鳴る、
「はい、こちら比嘉乃遺伝子工学研究所、所長、比嘉乃史恵です、どうなされましたか?」
「あっ!よかった比嘉乃さんですか?さっき家が燃えてるとの通報があり、電話をしたところですが、生存が確認できてよかったです!」
「はっ?( ゚Д゚)」
「いやですので、もうじき火は消されるでしょうが、とてもじゃないけど住めるようでは、ありません、あっすいません!」
「まっまて・・・。」
ッーーーー、ッーーーー、
研究所を静かな沈黙と、凍てつく空気が立ち込める
「どうしよう、真洋ちゃん・・・・・。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「えーーーと、とりあえず家来ます?」
その一言を待っていたといわんばかりに、止まっていた時が動き出す
「やったーーー!真洋ちゃんならそう言ってくれると思ってたよ、ありがとうまひありがとう真洋!」
「真洋さん本当にいいのですか!」
この二人の笑顔をみると何だか心が満たされる気がする。
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