◆本シナリオ中では、予めNPCのセリフを一部記載している。

NPC：「実は本センターの維持が立ち行かなくなりまして…(略」

NPC：「こんばんは、束の間の主よ。」

上記様な表記は、NPCのセリフを列挙しているものとして、GMには頑張ってロールをして欲しい。かなり砕けた会話を投げている場面もあるため、そこは各自卓の雰囲気・反応に合わせて改変して頂いて構わない。また、執筆者の趣味でルビ芸人になっている場面がある。そこら辺もまぁ作者の趣味丸出しだなぁと楽しんで貰えたら幸いだ。

実際のセッションでは当シナリオへPCのセリフが入るため、シナリオと寸分も変わらない会話を成立させることは不可能である。更に、設定の濃い噛み応えのあるキャラクターを練って来るプレイヤーもいるだろう。TRPGの醍醐味である味の濃いキャラクターを潰さない様に、GMがアドリブでセリフを足し引きする必要が多々ある。

全国の「我こそはGM!」をするみなさんは、当シナリオのセリフを加筆・削除しながら自然な会話を演出出来る様に頑張ってくださいませ。大丈夫、GMをやるだけであなたはすごい人だ。粗や無駄の多いシナリオとは思うが、このシナリオで楽しんでくれるPC、GMがいれば幸いである。

◆情報収集フェイズの読み方

A-1　刀工、越坂部国広とは

情報：

A-2　要緊急対策ランク

情報：

B-1　刀剣破壊について

情報：

以上のような表記が情報収集フェイズで登場する。

〇-1は初期状態から調べられる様になっている。それに対し〇-2以上の情報項目は、

同系統の下位情報が開くことによって調べることが出来るような情報という作りにしてある。

上記の例では、はじめは「A-1○〇」と「B-1××」が始めから調べられる情報で、「A-2～」は「A-1○○」を調べた後に初めて情報収集が可能となる情報項目である。

また、「ＡＣ-1」のような項目は、「A-1○○」と「Ｃ-1△△」が両方とも開いた場合に情報収集可能となる上位項目で、シナリオ的に絶対取って欲しいが難易度は低くしたくない情報である。

その為、当シナリオを回す場合には、きちんと情報項目を開けられるキャラで来て欲しい。情報項目にある技能は、その項目を調べるために必要な技能である。技能横の数字は求められる達成値である。再度申し上げるが、情報項目を開けられるPCをビルドしていただきたいので、前もってGMから必要情報技能を開示しておくことを勧める。

ただし、情報技能は取得が困難なものもある為、本シナリオでは情報収集のみお助けNPCとして、«知恵者»ヘルメスを用意した。情報能力は以下の通りである。

«濡鴉の守り人»神々廻国広

[情報：全て]に対し、判定ダイス+3

浸食値を1D10振り、再度情報技能判定を行っても良い。この時の情報判定方法は、神々廻国広に力を借りる前に振った際の一番大きい値へ、

神々廻国広に力を借りた後振った際の一番大きい値を足して計算すること。